面接官「子どもできたら仕事どうするの？」【マタハラ質問】にイラッ！ → 出産後も続けたいと伝えるが！？

私は妊娠中ではないのですが、ある面接で信じられないマタハラを受けました。これがもし実際に妊婦さんが言われたところを想像するとゾッとします。今思い出しても腹が立つ、私が体験した最低な面接のお話です。

結婚後、転職のため面接へ

これは私が20代後半で結婚してまもなくの頃のお話です。
私はこのとき、夫とはあまり生活リズムや休みが合わない仕事に就いていました。

将来のことも考え2人で話し合った結果、私は転職をすることにしました。

面接で信じられない質問が

久しぶりの面接に緊張しつつ、一般事務の面接に行きました。
面接官は男性2名で50代くらいのAさんと、30代くらいのBさん。

面接がはじまると、Bさんからの質問で、職務経験などよくある面接の質問を受け答えしていました。

しばらくして、今まで黙っていたAさんが口を開きました。
「あなた、既婚者だよね？ 子ども産む予定は？ 子どもできたら仕事はどうする気？」

面接官のマタハラ発言が止まらない！

この質問ってアウトじゃないの？ と思いつつ、
「授かりものなので予定はわかりませんが、もし出産しても仕事は続けたいと思っています。貴社にも産休と育休の制度がありますよね？」と回答しました。

するとAさんは「あんなもの、使う人いないでしょ。見たことないよ。」と答えました。

そこからAさんは聞いてもいない「妊娠・出産がいかに迷惑か」について話し始めます。
その内容は、あまりにも不快なものでした。

「子どもが熱出したら休むんでしょ？ そのときの迷惑とか考えないの？」
「本当に女性は仕事を気楽に考えてるよね、男のような責任感がないよ。」
「子ども育てながら仕事されると、どれだけ迷惑になるのかわかってない。」

などなど、言葉を失うほどのマタハラ発言でした。

ひどすぎて、黙っていられない！

私は「妊娠の可能性がある人は迷惑、ということでしょうか？」と聞いてみました。

するとAさんは「いやいや、そんなこと言ってない。そんなこと言ったらマタハラになっちゃうから」と言うのです。

「マタハラ発言をしていないつもりなんですか？」と思わず口から出てしまいました。

「しまった！」と思いましたが、この会社に入社する可能性はお互いないでしょうし、まぁいいかと思いました。

「なんっ……！」と怒り出しそうなAさんを、Bさんがなんとかなだめていました。

そんな様子を気にしないことにして、
「先ほどから妊娠についてのお話しかしておりませんが、私への質問はございますか？ 妊娠について以外で。」
とイヤミを込めて質問しました。

Aさんは無言で睨んできたので
「ないようですので、失礼しますね。」と言って帰りました。

まとめ

確かに子どもが急に熱を出したりなどで、突然帰らないといけないこともあるかもしれません。それが周りの人に負担をかけてしまうこともわかりますが、なぜ既婚者女性というだけで、このようなことを言われなければならないのでしょうか。こんなにはっきりしっかりマタハラ発言する人を初めて見たので、驚きました。
この人が今まで軽い気持ちで、たくさんの社員を傷つけてきたんじゃないかと想像すると、腹立たしく悲しい気持ちになりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：橘るい