スターバックス コーヒー ジャパンの「コーヒートラベラー」というサービスを知っていますか?
スタバのドリップコーヒーを専用のサーバーに入れて持ち帰り、オフィスやアウトドアなど、さまざまなシーンで飲むことができる便利なサービスですが、あまり知られていないようです。今回はスタバ歴20年の筆者が、「スターバックス コーヒートラベラー」の詳細とともに、実際に利用してみた感想をご紹介します。
「スターバックス コーヒートラベラー」って?
「スターバックス コーヒートラベラー」は、淹れたてのドリップコーヒー約12杯分(ショートサイズ換算)を持ち帰り専用の容器(返却不要)でテイクアウトできるサービスです。
内容量:約12杯分
価格:3,100円
「コーヒートラベラー」の付属品
「コーヒートラベラー」には、「コーヒートラベラーの本体」以外に「ホット用」「アイス用」それぞれの付属品があります。
【ホット】
ペーパーカップ、ポーションミルク、シュガー、マドラー、紙ナプキン
【アイス】
コールドカップ、ポーションミルク、ポーションシロップ、ストロー、紙ナプキン、氷、手袋
今回は、ホットをオーダー。上記写真の左側にある紙袋に「コーヒートラベラー」右側に「ペーパーカップ、ポーションミルク、シュガー、マドラー、紙ナプキン」が入っています。
コーヒートラベラーの組み立て方
コーヒーが入っていない四角いダンボールの上にコーヒーが入っているサーバーを逆さにしてはめこむだけで完成します。解体方法もダンボールに記載があります。
今回選んだコーヒー豆は「グアテマラ カシシエロ」
スターバックスコーヒーの「グアテマラ カシシエロ」は、季節限定のストレートコーヒーです。
公式サイトによると、「グアテマラ カシシエロ」は、アメリカ・ワシントン州シアトルにあるレストラン「Canlis」の“チョコレートケーキ”や“クレームブリュレ”に合うコーヒーとして開発されたそうです。
2004年に初めて発売され、毎年人気のあるおいしいコーヒーです。
「グアテマラ カシシエロ」は、ダークココアのようなやわらかな苦味とメープルのような甘味があり、後味には、シトラスのような酸味も感じるエレガントな味わいを楽しめます。
苦味★★
酸味★★
甘味★★★
コク★★
250g:1,960円
コーヒートラベラーの使い方
バルブをひねるだけで簡単にコーヒーを入れることができます。実際に注いで確かめると、ちゃんと約12杯分!(笑) オフィスやアウトドアまで幅広く活用できる杯数だと思いました。
通常、ドリップコーヒー(ショートサイズ)は、店内利用(350円)ですが、コーヒートラベラーを利用すると、1杯あたり「約258円」で飲むことができます! なんと100円近くもお得。好みのコーヒー豆を選べるのも嬉しいですね。
コーヒートラベラーを使ってみてわかったこと
今回は当日に電話予約しました。オーダーから20〜30分で用意できると伝えられました。
店舗でもオーダーできますが、20〜30分待つことになります。事前に電話で注文しておいて、受け取りに行くのがベター。また店舗によっては、コーヒートラベラーを販売していないところがあるので注意してくださいね。
なお、スターバックスのポイントプログラム「Starbucks Rewards(スターバックス リワード)」により貯まったStarは、コーヒートラベラーでは使用できませんでした。
驚いたのは、ドリップコーヒーが2時間ほど経っても少し温かい状態だった点です。ダンボールの中には空気が含まれているので、短時間であれば多少の保温効果が期待できます。
なので冬でも購入してから1時間ほどは温かいコーヒーを飲むことができるのがいいですね。
約12杯分を3,100円でお得に飲めるので、人が集まる行事などには最適。キャンプやピクニック、パーティーに差し入れとして持っていけば、株が上がること、間違いなしですよ!
(コーヒーソムリエKazu)
■Profile■
日本安全食料料理協会認定のコーヒーソムリエ。スタバ歴20年以上。年間100種類・500杯以上のコーヒーを飲み、日々研究中です。取材実績は、大手カフェチェーン、大手コンビニエンスストアなど。記事・取材を通じて、コーヒーの魅力をさまざまな角度からわかりやすく伝えていきます。
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