ローマで愛される庶民の味。豚の塩漬けはベーコンで。辛味は豆板醤で。トマト味噌と豆板醬の、最強の発酵もんをダブル使いで旨味マシマシ。料理研究家の大庭英子さんから、発酵食品をプラスして旨味をアップさせる発酵パスタレシピを習いました。
■“アマトリチャーナ”のつくり方
玉ねぎを大ぶりに切って加え、野菜感もプラスしました。チーズをたっぷり加えるのもおすすめです。
◇材料 (2人分)
スパゲッティ:160g
スパゲッティをゆでる塩:大さじ1
スパゲッティをゆでる熱湯:2L
トマト味噌:100g
ベーコン:100g(塊)
玉ねぎ:1/2個
オリーブオイル:大さじ3
豆板醤:小さじ1/2〜1
(1)具材をカットする
ベーコンは8mm角の棒状に切る。玉ねぎは繊維に沿って幅6mmに切る。
(2)ソースをつくる
フライパンにオリーブオイル、ベーコンを入れてカリカリになるまで弱火でゆっくり炒め、玉ねぎを加えてしんなりするまで炒める。豆板醤、トマト味噌を加えて混ぜ、ひと煮する。
(3)仕上げ
スパゲッティは塩を加えた熱湯に入れて混ぜ、表示時間どおりにゆでてザルにあげ、フライパンに加えて炒め合わせる。
――教える人
「大庭英子 料理研究家」
シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。
文:中村裕子 写真:鈴木泰介、原ヒデトシ(人物写真)
※この記事の内容はプレジデントムック技あり!dancyu「パスタ」に掲載したものです。