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「ナイスショット」「ファー!」以外にもある、知っておくべき“ラウンド中の掛け声”

  • 2024.1.11

ゴルフでは、プレーの結果に対するシンプルな掛け声が多い一方で、心がこもっていないと「あいつ、適当に言ってるな」と思われてしまうこともあります。ビギナーであれば、正しい掛け声に迷うことも多いのではないでしょうか。今回の記事では、同伴者を勇気づけてポジティブになってもらえる掛け声を紹介します。

イメージ画像/Adobe Stock

ゴルフは、個人競技に見えてチームプレーの要素もあります。というのも、同伴者同士のコミュニケーションによる雰囲気がメンタルに影響し、スコアが良くなったり、悪くなったりする可能性もあるためです。そのため、何気なく使っていた掛け声を意識的に使うことで、お互い気持ちよくプレーするための有効なツールに変化します。

◆気持ちよくプレーしてもらうための「ナイス 〇〇〇 」

ポジティブになれる掛け声の定番は「ナイス〇〇〇」です。たとえば、グリーンに乗ったら「ナイスオン」、カップに近づいたら「ナイスタッチ」、カップに入ったら「ナイスイン」などと声を掛けるだけで、プレー内容の良し悪しにかかわらずうれしくなります。

また、林やバンカーなどに打ち込んでしまった同伴者は落胆している場合も少なくありません。林の間や木の下を抜けるショット、バンカーからの脱出は高い技術が必要なため、その危機的状況から同伴者が上手く脱出できたら「ナイスアウト」と称賛しましょう。

もし、林やバンカーから脱出したあとのショットでグリーンに乗ったときには、「ナイスリカバリー」と一緒に喜んで盛り上がりましょう。他にも、グリーン上で同伴者が大幅にカップをオーバーした場合、「ナイストライ」とチャレンジを称えることも大切。「ナイストライ」はグリーン上にかかわらず、同伴者が果敢にチャレンジした結果、惜しくも失敗に終わってしまったときには最適の掛け声です。

同伴者を応援する掛け声は、その日のラウンドを盛り上げ、さらに楽しいゴルフにしてくれます。たとえば、「カップまで届けー!」「入れー!」「そのまま、そのまま!」と緊迫した場面でお互いに応援し合うと、結果に関わらずポジティブな雰囲気になるでしょう。

◆注意が必要な掛け声と掛け声のコツ

ポジティブな掛け声とは逆に、ネガティブな掛け声に要注意です。ゴルフはミスをコントロールできる人ほど上級者と言われます。それほどミスをしやすいスポーツですが、ネガティブな結果を声に出してしまうと雰囲気が悪くなる可能性があります。たとえば、ミスショットした同伴者に対して、「あー、ダフっちゃいましたねー」「トップした!」「めっちゃ曲がってしまいましたね」などと言うと悪気はないとしても、ミスした本人は余計に落ち込むことがあるため注意しましょう。

掛け声のコツは、起こった事実に対してポジティブな掛け声をすることです。ただ単純に「ナイスショット」と言うと、評価されているように感じる人もいます。ティショットがフェアウェイに残れば「ナイスフェアウェイ」、よい弾道であれば「すごく綺麗な弾道でしたね」のように事実を掛け声にする方法は効果的です。

掛け声を掛ける際に大切なのは、何を言えば同伴者が喜ぶか、何を言えば同伴者が明るい気持ちになってくれるかなど「相手への思いやり」です。そのためにも、同伴者のプレーをしっかり観察し、成功や失敗の感情を共有することが重要になります。ゴルフマナーにも通じる”相手への敬意”を掛け声に込めて、同伴者と気持ちのよいラウンドをしましょう。

取材・文/夢書房

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