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【猫も貸し出します】エーゲ海に浮かぶ島の日本人宿が1泊1,600円〜の激安価格に→管理人さんに事情を聞いてみた

  • 2024.1.11

ギリシャのエーゲ海に浮かぶパロス島。首都アテネから飛行機で1時間ほどの場所にある同島で、日本人向けの宿を営む管理人さんがSNSのX(旧Twitter)である呼びかけを行っています。

それは4月末までの期間限定で、宿泊料金を割引価格で提供するというもの。そして、そこにはネコ好きな人には気になる「猫貸出し可能です!」の一言が記載されていました。

パロス島の日本人宿「サクサクハウス」で飼われている茶トラ猫
猫が多いパロス島(写真提供:管理人さん)

一体どのような事情でこのような投稿をされたのでしょうか。

現地で日本人宿「サクサクハウス」を経営する日本人管理人の方にお話を聞いてみると、現在パロス島は冬のオフシーズン。

ご本人は日本に一時帰国をしているものの、代わりに業務を代行してくれる管理人を臨時で採用して宿を営業中。しかし、しばらくは宿泊の予約がほとんど入っていない状況のため、料金を期間限定で割引価格にて提供することにしたのだとか。

管理人さんは今から6年ほど前にパロス島へ移住。同島には日本人の在住者や旅行者がほとんどいないため、時どき日本人に会いたくなることがある一方、日本とは違いゆっくりとした時間が流れるギリシャの島の魅力を感じて欲しい…との思いから日本人宿の経営を始めたと言います。

気になる割引価格での宿泊料金は、相部屋のドミトリータイプが1泊あたり€10(約1,600円・通常€15)、2ベッドの個室が€20(約3,200円・通常€30)、キッチン付のアパートメントタイプが€40(約6,400円・通常€70)。また、個室の場合は15連泊で€250(約40,000円)、1ヶ月連泊で€400(約64,000円)と、長期になるほどお得な価格で宿泊することができます。

※割引価格は4月末まで、円表記の料金は1/10時点の為替レート(1€=159.95円)を元に算出

ギリシャ・パロス島の日本人宿「サクサクハウス」、ドミトリータイプの部屋
ドミトリータイプ
ギリシャ・パロス島の日本人宿「サクサクハウス」、個室タイプの部屋
個室タイプ
ギリシャ・パロス島の日本人宿「サクサクハウス」、アパートタイプの部屋
アパートタイプ

一方、旅行先では宿泊費以外に生活費も必要ですが、パロス島では1日どれくらいあれば生活できるのでしょうか。また、ギリシャ語や英語が話せなくても島に滞在できるのか?日本人にとっては気になるところです。

その点について日本人管理人の方に聞いてみると、生活費については「自炊したり節約をしている人は€100位という方もいますが、€200位あると少し余裕をもって過ごせるかと思います。」と回答。言語については「サクサクハウスに滞在されるのであれば、日本人が常にいますのでご心配ないと思います。また、パロス島はアジア人差別もなく、島民の人も簡単な英語やジェスチャーでコミュニケーションを取ろうとしてくれる人も多いです。」とのことで、宿に日本人スタッフの方がいてくれるのは心強い気がしますね。

パロス島の透き通った美しい海
美しいパロス島

となると、後は島での過ごし方。

パロス島にいるたくさんの猫は、住民から家族や友達のように可愛がられていて、日本で言うところの地域猫のような存在。特にオフシーズンのパロス島には観光客がほとんどおらず、人よりも猫のほうが多いという、ネコ好きな人にとってはたまらないシチュエーション。

サクサクハウスには宿で飼っている猫が3匹、近所にも猫が5匹ほどいて、猫を眺めたり一緒に触れ合ったりできるそうです。

ギリシャ・パロス島の街中を歩く猫たち
猫が導いてくれるかも!?

猫とまったりし続けるのも良いですが、滞在する季節や期間によって島での快適な過ごし方は違うはず。そこで割引価格で宿泊できる4月末までの間、パロス島に滞在するとしたらどのように過ごすのがおすすめなのか、管理人さんに聞いてみました。

――①滞在日数:1日〜2日
観光スポット巡りまたは、逆に宿がある村にこもって何もせずリラックス。

――②滞在日数:3〜6日
①プラス、宿を拠点にサントリーニ島やミコノス島に行ってみても良いかと思います(シーズンによって日帰り可能)。隣のナクソス島やアンティパロス島へ日帰りで出かけるのもおすすめです。

――③滞在日数:1週間以上〜
①②プラス、リモートワークができる方はお仕事をされたり、島のローカルに混ざって生活をされる方もいます。

サクサクハウスの利用客にはノマドワーカーの人が多く、宿には仕事に没頭できる環境が揃っているそうなので、長期滞在するならワーケーションやリゾートワークの拠点にもぴったり。

ギリシャのパロス島にある村の町並み・教会
宿の所在地は人口300人ほどの小さな村

また、パロス島の冬は日本よりも少し暖かい気候で、綺麗な海や可愛らしい街並みなどの景観があり、治安もよいため、お散歩して過ごすのも楽しそう。古代ギリシャ時代の神殿にも使われた大理石の産地であることから、パワースポットとしても知られる島で、管理人さん曰く「日に当たってるだけで幸せな気持ちになれる場所」なのだとか。

SNSのXでは宿の最新情報や現地の風景などが公開されています。

取材協力:ギリシャ・パロス島の日本人宿サクサクハウス(@sakusakhouse)さん

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