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医師「こういう時は救急車を呼びなさい!」夫が単独事故を起こして帰宅 → すぐに病院に行くも──!?

  • 2024.1.11
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コロナ禍になってすぐ、夫は満員電車を避けるため、片道20kmの自転車通勤をはじめました。家族や自分を感染のリスクから守るための行動だったのですが……。1年後、この選択を大後悔する出来事がわが家を襲います! 何が起きたのか私の体験談をご紹介します。

画像: ftnews.jp

単独事故を起こした夫

その日は、朝からずっと雨が降っていました。

夕方、夫から「今から帰る」とメッセージがきたのが18時前。

いつもなら1時間ほどで自宅に到着するのですが、19時30分をすぎても帰ってきません。

私が「コンビニに寄って、おやつ買ってるな?」と呑気に考えていると夫から着信が!

開口一番「ごめん、事故った」の言葉で、私はパニックに! 彼は単独事故を起こしたのでした。

病院からまさかの診察拒否!

夫は、前方の歩行者を避けるためにハンドルを切ったら、そのままスリップし顔面から道路に叩きつけられる大事故を起こしました。

ヘルメットをしていたので頭部は大丈夫だったのですが、前歯が2本吹き飛ばされ、顎や唇も断裂していました。

彼は事故直後、ショックでしばらく放心状態だったようです。

顔面から血を流した夫が帰宅したときは、私の方がショックで失神しそうになりました。

なんとか気を取り直し、すぐに近所の総合病院に連れていきました。

しかし受付で「歯科の先生はいない!」「労災だと手続きが面倒」と言われ、診察してもらえなかったのです。

この頃は、コロナの患者が優先で、その他は門前払いという状況だったのです。

翌日、かかりつけ医に向かうと……

その後、私は市内の歯科に片っ端から電話をかけたのですが、どこも診察時間がすぎていたので繋がりませんでした。

仕方なくドラックストアで応急手当てのため包帯やガーゼを購入し帰宅。

翌日かかりつけの歯科と形成外科に連れて行きました。

先生や看護師さんからは「大変でしたね」と優しい言葉をかけられたのですが……。

険しい顔で「奥さん。こんな大怪我の時は、すぐに救急車を呼びなさい」と叱られました。

どうやら、傷口から感染症の危険もあったようです。

私は1日我慢すれば大丈夫と、甘く見ていたことを後悔しました。

社長からも叱責されて、トホホ……

夫の怪我は労災認定され、治療費は全額会社負担となったのですが……。

後日、夫は社長から呼び出され「片道20㎞を自転車で通勤するのも非常識」と、またまたお叱りを受けたのでした。

まさに夫婦ともに泣きっ面に蜂状態で、精神的にもかなり落ち込みました。

皆さんも、ご自身や身近な人の容態が急変したときや怪我をしたときは自己判断せず、早めに救急車を呼ぶなどすぐに助けを求めましょうね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子

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