満島ひかりとショートトリップ。写真家・佐内正史と行く長野県・朝日村「ふじもり」にて

冬晴れのある日、満島ひかりさんと向かったのは長野県朝日村。目的地は山里にぽつんと佇む美味しいお蕎麦屋さん。そういえば前回も蕎麦を求めてロケしたような……。なんだかすっかり恒例行事と化しておりますが、“旅するように撮影する”のってやっぱりとても気持ちがいい。そして今回我々をこの場所に連れてきてくれたのは、写真家の佐内正史氏。満島さんとの阿吽の呼吸で切り取られる世界は、一瞬「ここはどこ？」と脳がバグってしまいそうな不思議な空気を纏っている。もしかしてこの場所、宇宙とつながっていたりします？

コート¥196,900、シアードレス¥84,700（共にマメ クロゴウチ／マメ クロゴウチ オンラインストア）、ドレス ※参考商品（カナコ サカイ）、ハット¥49,500（chisaki／MAISON ENKU）

長袖Tシャツ¥88,000、ドレス、ブラトップ、ブーツ ※以上3点参考商品（全てカナコ サカイ）、ベスト¥24,200、ネックレス¥29,700（共にモードの悲劇）、中にはいたレギンスは私物

コート¥132,000、ドレス¥159,500（共にコズミックワンダー／センター・フォー・コズミックワンダー）、ベレー帽¥15,400（chisaki／MAISON ENKU）、左手人さし指のリング¥28,600、中指のリング¥27,500（共にボーニー／エドストローム オフィス）

ロングガウン¥81,000（ユーモレスク）、ベスト¥17,600、スカート¥77,000、ハンチング帽¥49,500、ネックレス¥29,700、ピアス¥23,100（全てモードの悲劇）

佐内正史（さない・まさふみ）
1968年、静岡県出身。写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2003年、写真集『MAP』で木村伊兵衛写真賞を受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げ、コンスタントに作品を発表し続けている。最新刊に『写真の体毛』『静岡詩』など。ほか、GEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーが監督した映画『i ai（アイアイ）』（2022年）では撮影を務める。

満島ひかり（みつしま・ひかり）
1985年、鹿児島県生まれ、沖縄県育ち。音楽グループ「Folder」でデビュー後、俳優活動を始める。数々の話題作に出演し、多数の賞も受賞。近年は音楽活動も精力的に行う。ラジオ『ヴォイスミツシマ』（NHK・R1）、50役以上を演じるアニメ『アイラブみー』（NHK・Eテレ）がレギュラー放送中。大きな話題を集めたNetflix主演ドラマ『First Love 初恋』は配信開始から1年が経った現在も高い人気を誇る。発表されたばかりの主演映画『ラストスマイル』（塚原あゆ子監督・野木亜紀子脚本）は、2024年夏に公開。

photo:MASAFUMI SANAI styling:Babymix hair:TOSHIHIKO SHINGU[VRAI] make-up:YUMI ENDO[eight peace] model:HIKARI MITSUSHIMA special thanks:ASAHISOBA FUJIMORI

otona MUSE 2024年02月号より