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もちもちで栄養満点の「寝かせ玄米」で、心と体が喜ぶ暮らしを/蔵前「YUWAERU本店」

  • 2024.1.10
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「一日一膳、玄米生活」をうたい、玄米を取り入れたライフスタイルを提案する「YUWAERU本店(ゆわえるほんてん)」。昼は独自製法の「寝かせ玄米」を健康的なお惣菜とともに提供する定食屋で、夜はていねいに調理した季節の食材を、純米酒やナチュラルワインなどとともに楽しめる居酒屋です。物販コーナーでは寝かせ玄米をはじめとする全国の無添加食材を販売していて、自宅でもヘルシー&おいしい生活を続けられます。

もちもちで栄養満点の「寝かせ玄米」で、心と体が喜ぶ暮らしを/蔵前「YUWAERU本店」
もちもちで栄養満点の「寝かせ玄米」で、心と体が喜ぶ暮らしを/蔵前「YUWAERU本店」

日本人の伝統的な生活と現代を「結わえる」食事処

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ことりっぷ

「YUWAERU本店」があるのは、おしゃれなカフェやショップが点在する台東区の蔵前。都営浅草線または大江戸線の蔵前駅から徒歩5分の場所です。かつて靴クリームメーカーの倉庫だったビルで、入口ののれんなどに描かれた結び目のロゴが目印です。

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天井の高い店内には、ちゃぶ台を利用したテーブルやさまざまな形の木の椅子が並ぶ、おしゃれななかにも和を感じさせるダイニングスペースがあります。あちこちに民芸品や観葉植物が配された、心なごむ空間です。

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「YUWAERU本店」は2009年に蔵前でオープンし、3年後に現在地に移転しました。店名は、日本の伝統的な生活と現代を結び付けること(=結わえる)に由来します。日本人の昔ながらの暮らしには、学ぶべきライフスタイルのヒントがいっぱい。それを今の時代に合う形にアレンジして伝えるのが「YUWAERU」のコンセプトです。

健康で美しく生きるために大切なのは、カロリーや糖質を控えることではなく、脂肪や老廃物をしっかり代謝すること。そこでビタミンやミネラルが豊富で「完全食」ともいわれる玄米に注目し、おいしく食べるために開発したのが「寝かせ玄米」。玄米と雑穀や豆を圧力釜で炊き、数日間保温して寝かせたごはんです。

おかずいっぱいの定食で楽しむ玄米ランチ

11:30からのランチタイムには寝かせ玄米付きの定食メニューを提供し、平日でもオープン前から行列ができるほどの人気ぶりです。メニューは一汁二菜の「箱膳定食」(1100円)と、それに魚や肉の主菜が付く「ハレ箱膳定食」(1400円)、さらに刺身とデザートも付く豪華版の「結わえる御前」(1580円)の3種類。お腹の空き具合や懐具合に応じて選べます。

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定食の主菜や汁物は、それぞれ2~3種から選んで組み合わせるスタイル。料理は日替わりで、何があるかは当日行ってみてのお楽しみです。学食のようにお盆を持ってカウンターに並び、それぞれの料理を選んでいきます。ごはんは小(150g)、中(220g)、大(330g、プラス50円)の3サイズで、小豆入りまたは黒米入りから選択。最後にお会計をして席に着きます。

もちもちで栄養満点の「寝かせ玄米」で、心と体が喜ぶ暮らしを/蔵前「YUWAERU本店」
「ハレ箱膳定食」。選んだ主菜はサケの磯部揚げで、汁物は粕汁。小皿には自家製浅漬けが、中央の皿には車麩や大学芋、黒ゴマ豆腐、岡山県の名刀味噌を添えた焼き野菜が

旬の食材を使ったおかずは、しっかりめの味付けでごはんが進み、汁物は具だくさん。人気があるのも納得です。なかでも主役の寝かせ玄米は、もちもちした玄米や豆などの食感がクセになるおいしさ。多めに頼んでもぺろりと食べられそうです。

「YUWAERU」では、健康と美しさを保つための食事として、玄米を1日1食取り入れてあとは好きに飲み食いするという「メリハリ寝かせ玄米生活」をすすめています。長年玄米を食べ続けている人は、体温が上がって免疫力がアップし、風邪を引かないなどのうれしい効果があるといいます。無理せず続けられる健康法として、ぜひ取り入れたいものです。

夜はおいしい料理をこだわりのお酒とともに

店は17:30からは居酒屋として営業します。メニューには国産の食材を味噌や麹などで味付けした手の込んだ料理から、シンプルなお造り、サラダや一品料理などが並びます。ボードに書かれた「本日のおすすめ」には、今が旬の食材があるので要チェックです。

もちもちで栄養満点の「寝かせ玄米」で、心と体が喜ぶ暮らしを/蔵前「YUWAERU本店」
「国産豚の自家製玄米醤油糀炙り焼」(1080円)と季節のメニューの「白子ポン酢」(1280円)

「国産豚の自家製玄米醤油糀炙り焼」は、自家製醤油糀で豚肉のうま味を引き出した逸品。自家製醤油糀は店で自作しており、入口近くの棚の上で仕込んでいるのが見られます。「白子ポン酢」は、外はプリプリ、中はとろける食感。どちらもお酒が進みます。

夜ももちろん寝かせ玄米を注文可能。「食事セット(寝かせ玄米・本日の汁・自家製漬物)」(980円)のほか、じっくりと出汁を取ったスープで食べるお茶漬けもあります。

もちもちで栄養満点の「寝かせ玄米」で、心と体が喜ぶ暮らしを/蔵前「YUWAERU本店」
左から仁井田本家の「田村 生酛(きもと)純米」と「にいだしぜんしゅ」、寺田本家「香取80 生酛純米」(すべてグラス700円、一合1200円、ボトル3980円)

日本酒は農薬や化学肥料を極力使わず、人の手をなるべくかけずに造った自然酒を中心に取り揃えています。ほかにも自然に近い状態で造るナチュラルワインや、地ビール、サワー、ウイスキー、玄米で造られた焼酎や、みりんまであり興味がそそられます。おいしい料理とお酒で楽しい時を過ごせば、日ごろのストレスをきれいに洗い流せることでしょう。

全国の“本物”の食材を集めた物販コーナー

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店に入ってすぐの場所には、全国から集めた食材や調味料、お酒を販売する物販コーナーがあります。無添加で味がよく、店の料理に使われる調味料もあるので、気に入ったら購入できるのもうれしいポイントです。

もちもちで栄養満点の「寝かせ玄米」で、心と体が喜ぶ暮らしを/蔵前「YUWAERU本店」
「寝かせ玄米」十五穀ブレンド(340円)、小豆・黒米・もち麦ブレンド(各308円)

こちらは「YUWAERU」自慢の寝かせ玄米を、食べやすいレトルトパックにしたもの。1パック1食分で、常温で1年間保存が可能です。6パックがセットになったお得な「玄米3daysセット」(1780円)もあり、寝かせ玄米生活を考えている人のお試しにぴったりです。

もちもちで栄養満点の「寝かせ玄米」で、心と体が喜ぶ暮らしを/蔵前「YUWAERU本店」
「名刀味噌」。左から玄米麹味噌、合わせ麹味噌、あま味噌(各972円)

岡山県の名刀味噌は、店で出す味噌汁にも使われています。玄米を長期熟成させた風味豊かな玄米麴味噌と甘めの白味噌を、仕込みの段階からブレンドした合わせ麹味噌が、一番人気があるそうです。そのおいしさに、「これを食べたらほかが食べられない」というお客さんもいるのだとか。

おいしいからこそ続けやすい、健康的な食事や食材を提供する「YUWAERU」。昔ながらの無添加の食材を選ぶことは、食材とその作り手を後世に残すことにもつながります。遠い昔の日本人に習い、今、未来をよりよくする行動をしてみませんか。

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