姑「あんたの仕業でしょ！」嫁「はぁ？」姑に詐欺の電話が！ → その後、なぜか嫁が犯人扱いされ──！？

友人の姑に犯罪の魔の手が！ ひとりで撃退に成功した姑は、卑怯極まりないとんでもない発言をして……？ 何があったのか友人から話を聞きました。

オレオレ詐欺

友人は1人暮らしの姑を心配して、よく姑の家に様子を見に行っています。本当は姑の家なんか行きたくないのですが、夫にさりげなく心配だから見に行ってほしい的なことを遠回しに言われて、イヤイヤながら見守りに行っていました。

ある日、姑の家にオレオレ詐欺的な電話がかかってきたらしいのです。その日姑は一人だったのですが、幸い日頃友人が頻繁に顔を見せているおかげでおかしな電話だとすぐに気づき、電話を切ることができたというのです。

友人が夫と2人で姑の家に行ったとき、オレオレ詐欺の電話について詳しく話を聞かせてくれたそうなのですが……。

姑のありえない無礼な言葉

姑「あの時はほんとびっくりしたわー！」
夫「よく撃退できたね。」
姑「オレオレ詐欺なんていうけど、女の声だったのよ」

すると姑は友人をキッとにらみながらこう言いました。

「あんただったんじゃないの？」

あらぬ疑いをかけられた友人。ドキッとして硬直し、頭が真っ白になってしまいました。姑のイヤミには慣れているつもりだったのですが、あまりのショックに涙がボロボロこぼれてしまったのです。

夫の愛

すると、友人夫は大激怒！
夫「おい！ 嫁ちゃんになんてこというんだ！！」
夫「お袋が心配だから様子を見に行きたいと言ってくれたのは、嫁ちゃんなんだぞ！！」

姑はあまりに友人夫が怒り狂って大声を上げたため、さすがにシュンとしてしまいました。
姑「だってそう思ったんだもの。悪気があったわけじゃないのよ……」

姑の謝罪にならない謝罪に夫の怒りは収まらず「もうこんなところに来なくていい！」と激怒して、友人を連れて自宅へ帰ってきたのでした。

普段から世話になっている人に、そんな言いがかりをつけるなんてひどいですよね。
ここで補足ですが、友人は自らの意思で姑を見守りたいといったことはありません。友人の優しい気遣いを知っていた夫は、小さな嘘をついて友人への愛を示してくれたのでした。嫌な思いはしましたが、夫のナイスフォローに心温まる経験をした友人でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：鈴木まさ美