「まずっ！薄いんだけど」こんなことで離婚！？夫にコーヒーを淹れたら大喧嘩になってしまい

ある休日、私は朝から頭痛に悩まされていました。それでも夫に気をつかって頭痛を我慢していたら、喧嘩に発展してしまって……。

ある休日、起床して家事をしていると頭が痛み始めたので「今日はゆっくり過ごそう」と考えた私。すると、あとから起きてきた夫が「コーヒーを淹れてほしい」とお願いしてきました。昨日の仕事疲れでだるそうにしている夫に「自分で淹れて」とは言えず、私は頭痛を我慢してコーヒーを淹れて夫に渡しました。

すると、夫はコーヒーをひと口飲んで「まずっ！薄いんだけど？」と文句を言ってきたのです。私は「作り直すよ？」と言いましたが、夫はあきれた表情で「もういい」と返してきました。

「頭痛を我慢して淹れたのに……なんなの？」とイラつきましたが、ここは耐えて過ごしました。

その後、自宅に頭痛薬がなかったので、私は「買い物に行ってくる」とだけ夫に伝えて出かけようとしました。すると、夫は悪気のない様子で「口直しにコーヒーもよろしく！」と頼んできたのです。リビングでダラダラしながら嫌味を言う夫にはカチンときましたが、頭痛のため怒る気も失せました。

自宅に戻るころには頭痛が悪化しており、私は購入した鎮痛薬を飲んですぐさまベッドにダイブ。もちろんコーヒーは買ってきていません。すると、夫は私が不機嫌だと勘違いしたようで、私が好きな本屋に行こうと誘ってきました。私は行く元気もないので断ると、夫は「せっかく誘ったのに！」と怒り出してしまったのです。

頭にきたので「私は朝から頭が痛かったの！」と伝えると、夫から「そういうのは早く言えよ！」と返され、そのまま口論に発展してしまいました。

夕方には頭痛が治っていたので、私はキッチンで料理をしていました。リビングでくつろぐ夫との会話はなく、テレビの音だけが響いています。

するとそのとき、テレビから「離婚の危機？ご家庭の事情を調査！」という音声が流れてきて、私は思わず耳を傾けました。さらに続けて「ささいな出来事が離婚を招く」という音声が流れてきたとき、お互いにハッとして思わず目が合う私たち。

お互いに同じことを考えていたのか、その後、夫からは「今日はコーヒーのことといい、体調に気づけなくてごめん」と謝られました。「私こそごめんね」と返し、テレビのおかげで無事に仲直りできました。

同じ屋根の下で長い間一緒に暮らしていても、言葉にしないと伝わらないことは多いとわかった瞬間でした。テレビ放送の絶妙なタイミングのおかげで離婚から一歩遠ざかりましたが、今後はささいなすれ違いで夫婦喧嘩に発展しないよう、注意して過ごそうと思います。

著者／灰ジン
作画／霜月いく

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように！

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室