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京都「泉涌寺」で七福神の山内寺院を巡る招福祈願☆『泉山七福神巡り』

  • 2024.1.10

泉涌寺山内で七福神の寺院を巡り、吉兆の縁起物を授かって笹に結ぶ「泉山七福神巡り」が行われましたので、その様子をご報告いたします。

皇室の菩提寺「泉涌寺」の山内で「七福神巡り」

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「泉山七福神巡り(せんざんしちふくじんめぐり)」は、泉涌寺山内の寺院を巡り、吉兆の縁起物を福笹に授かる「七福神巡り」です。

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泉涌寺山内の以下の七つの番所、もしくは二つの番外を合わせた九箇所を巡ります。

一番:「即成院」(七福神・福禄寿)
二番:「戒光寺」(七福神・弁財天)
三番:「今熊野観音寺」(七福神・恵比寿)
四番:「来迎院」(七福神・布袋尊)
五番:「雲龍院」(七福神・大黒天)
六番:「悲田院」(七福神・毘沙門天)
七番:「法音院」(七福神・寿老人)
番外:「新善光寺」(愛染明王)
番外:「泉涌寺本坊」(楊貴妃観音)

一番:「即成院」(七福神・福禄寿)

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「即成院」は泉山七福神巡りの起点となる寺院で、まずはこちらで「福笹」をいただきます。

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この「福笹」に、各寺院で吉兆の縁起物を授かり、括りつけていきます。

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「即成院」は七福神の一柱・福禄寿を奉祀していて「長寿」「幸福」などの縁起物をいただけます。

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縁起物にはいくつか種類があり、ご利益や用途によって自由に選び、福笹につけることができます。

二番:「戒光寺」(七福神・弁財天)

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「泉山七福神巡り」の二番・戒光寺では弁財天の縁起物がいただけます。

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「み袋」「きんちゃく」「福あつめ」の他に、「弁財天絵馬」や「福寄せくまで」などもあり、ここで一気に福笹を賑やかにすることもできます。

三番:「今熊野観音寺」(七福神・恵比寿)

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今熊野観音寺が奉祀しているのは七福神の一柱・恵比寿で、「商業繁栄」などの縁起物をいただけます。

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真っ赤な鯛など、恵比須の縁起物は華やかなので、福笹の彩が一気に上がります。

四番:「来迎院」(七福神・布袋尊)

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「泉山七福神巡り」の四番の寺院・戒光寺が奉祀しているのは「布袋尊」で、こちらでは「富貴繁栄」に関する縁起物がいただけます。
人気の「大福帳」は、帳簿をモチーフにデザインされているので独自性が高く、福笹に加えれば、蒐集した縁起物のバラエティが豊かになります。

五番:「雲龍院」(七福神・大黒天)

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「雲龍院」では大黒天の縁起物をいただけます。
大黒天は七福神の中でも特に人気の高い神様なので、福笹に加えると、福笹の「七福神感」がとても高まります。

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六番:「悲田院」(七福神・毘沙門天)

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七福神巡り六番目は「悲田院」が奉祀する毘沙門天です。
こちらでは「千両箱」の縁起物が人気ですが、毘沙門天の御遣いでもある虎の縁起物も多くの人が福笹に加えていました。

七番:「法音院」(七福神・寿老人)

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七福神巡り最後の七番目、法音院では寿老人の縁起物がいただけます。
こちらは大判小判に、だるま、打ち出の小づちとバラエティも豊富で、福笹に最後の総仕上げを施すことが可能です。

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特に、一番大きな大判は、福笹を覆う程の大きさがあり、とても目を引きます。
是非とも福笹に加えたい縁起物の一つです。

番外:新善光寺・愛染明王 と泉涌寺本坊・楊貴妃観音

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「泉山七福神巡り」では、七福神に加えて「番外」として、「新善光寺」(愛染明王)と「泉涌寺本坊」(楊貴妃観音)の二箇所を加え、九箇所を巡ることが一般的です。
これは「九」という数字が中国では最大の吉数で、「久しく福が続くように」という意味にも通じる為です。

「泉山七福神巡り」は毎年「成人の日」に開催

「泉山七福神巡り」は1951年(昭和26年)より毎年「成人の日」に行われていて、新春の恒例行事として年々人出が多くなっているそうですが、成人の日以外でも、泉涌寺山内の寺院では七福神巡りがいつでも行えます。
「泉山七福神巡り」で巡る9箇所の寺院及びお堂は、その一つ一つが見所のある古寺でもありますので、是非一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?

基本情報

<泉山七福神巡り>
◇日時
・1月成人の日(2024年01月08日(月祝))8:00~16:00
◇場所
・泉涌寺

<泉涌寺>
◇参拝受付
・03月〜11月 9:00~16:30 (閉門17:00)
・12月〜02月 9:00~16:00 (閉門16:30)

◇拝観料
・伽藍拝観 大人 500円 /子供 300円(小中学生)
・特別拝観 大人 500円(中学生以上)

アクセス

<泉涌寺>

◇所在地
〒605-0977
京都市東山区泉涌寺山内町27 総本山 御寺 泉涌寺
電話:075-561-1551

◇JRでお越しの場合
・京都駅(八条口)から、タクシーで約10分
・京都駅(烏丸口)から、市バス(208)にて泉涌寺道下車、徒歩15分
・東福寺駅(奈良線)から徒歩20分
◇京阪電車でお越しの場合
・七条駅から市バス(208)にて泉涌寺道下車、徒歩25分
・祇園四条駅から市バス(207)にて泉涌寺道下車、徒歩15分
・東福寺駅から徒歩20分
◇阪急電車でお越しの場合
・河原町駅下車、四条河原町バス停から市バス(207)にて泉涌寺道下車、 徒歩15分
・近鉄電車でお越しの場合
・京都駅(八条口)から、タクシーで約10分
・京都駅(烏丸口)から、市バス(208)にて泉涌寺道下車、徒歩15分
・東寺駅から、市バス(202、207、208)にて泉涌寺道下車、徒歩15分

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