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【推しに想いを馳せすぎて辛い!】この状況からどう抜け出したらいい?

  • 2024.1.9
教えてくれたのは……

ファッションプロデューサー

植松晃士さん

辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!

植松晃士さん「どう捉えるかで生きやすさは変わるのよ」スナック植松

お悩み1:推しに想いを馳せすぎて涙を流すことも。どうしたら、もっと気楽に応援できる?

アイドルの推し活をしていますが、推しに対する誹謗中傷を目にするたびに自分まで辛い気持ちに。周りからは「あなたが落ち込んでもしょうがない」と言われ、自分でもわかってはいるのですが、この状況から抜け出せないんです。
ペンネーム:さんまるさん(27歳・会社員)

常連M

今までの人生で一度もアイドルに推しがいたことがない私にとっては、推し活しているって羨ましいかぎりだけどなぁ〜。


植松さん

羨ましい理由は、何なの?


常連M

だって推しがいる人って、キラキラしているし、どんどんキレイになっていく気がするんだもん。


植松さん

本来はそうあるべきものだと思う。推しはあくまでも推しであって、自分の人生における余暇。なのに、さんまるさんは人生のすべてになる勢いで推しているんだと思うの。それって、健全なのかしら?


常連M

推すレベルが“レベチ”すぎるのか。


植松さん

推しは、友達でも恋人でもない。リアルに隣にいて心を交わし合う相手ではなく、メディアを通してだけ触れ合う人。もちろん握手会などがあれば、直接会う機会もあるだろうけど、それはあくまでもイベント。自分が望む理想のアイドル像を勝手に当てはめて楽しんでいるだけなのよ。実際、会ったら、いたってフツーだったりするかもしれないのに、想像の中だと裏切りがないから、ハマっちゃうのよね。


常連M

確かに、私の周りにも夢中になりすぎている子もいるなぁ〜。


植松さん

ある意味、流行り病の一種だと思ったほうがいいかも。昔、アイドルのコンサートで、あまりの熱狂ぶりに失神する子が続出したんだけど、大人になると落ち着くもの。今までも何度か繰り返されているムーブメントであり、ちょっと熱狂の仕方は違うけど、さんまるさんは似たような流行り病にかかっている状態なのかもね。


常連M

でも、マスターは推し活していても、その病にかからなそう。


植松さん

うん、僕はあくまでもステージや作品の中で演じている状態の推しだけが好き。とはいえ、かかりやすい人はいるから推しを分散するのがベター。一人に気持ちが集中しないぶん、気楽に応援できるのが魅力です。実生活では妻や夫、恋人は一人に限られるけど、推しなら何人いても許されるから想いを薄めて!


【植松マスターの格言】「推し活は人生の余暇。想いがあふれすぎるなら一極集中ではなく分散を」
植松晃士さん

お悩み2:頑張って仕事しているのに先輩から理不尽に怒られて病んでます……

社内で新システムを導入することに。PC操作が苦手な私は運用開始に向けて操作方法を先輩に質問したところ、もっと危機感をもって臨んでと怒られ、一生懸命なのにと落ち込み中。どうしたら立ち直れますか?
ペンネーム:ちーもさん(30代・会社員)

植松さん

まず、ちーもさんが尊敬する先輩ってことは、仕事ができる方なんでしょ? 忙しかったとしても理不尽に怒るのは考えにくいと思うのよね。となると、先輩にするべき質問だったのかしら?


常連M

ちーもさんによると、その先輩は新システムの操作法を業者から学んで把握していたみたいだけど。


植松さん

なるほど。ただ、まだ運用が始まっていない状態で、先輩が忙しそうとなれば、まずは同僚に聞いてみたほうがよかったと思うの。質問の内容にもよるけど、始まってみないとわからないことが多いだろうから、「今、その質問?」って思ったのかなって想像しちゃう。


常連M

確かに、それはあり得る。


植松さん

厳しいことを言うようだけど、「一生懸命頑張っているのに」と自分で思っていて、だから悔しいというのは、ちょっと仕事に対する感覚が幼稚だと思う。仕事は、結果がすべて。たとえ、頑張らなくても結果がよければいいもので、どんなに一生懸命やっていても結果が出なければ、評価されないのは当然。今、頑張っているのに認められている感じがないなら、頑張り方が間違っているのかも。


常連M

頑張り方、見直したほうがいいってこと?


植松さん

そう。わからないことがあったときに誰に相談するかの判断を見誤らないといった社会人的なスキルを上げる、とか。いずれにしろ、怒られたとはいえ、それはアドバイス。先輩には感謝ね。


常連M

それは思う。後輩を怒るのって、心配してのことだもんね。労力を使うから、どうでもいい人に対しては怒らないし。


植松さん

そして、もうひとつ言えるのは、もしかしたら、もっとちーもさんに合う仕事があるのかもってこと。PC操作が苦手で、頑張ってはいるけど認められないのは、仕事が合っていない可能性もある。PCは苦手だけど、たとえば人とコミュニケーションを取るのが好きなら、接客業のほうが向いているかも。先輩に言われたことを自分のためと思えるなら今の会社で、そうは思えない理不尽さなら転職をオススメします。


【植松マスターの格言】「仕事は、一生懸命かより結果が大事。評価に繋がるよう頑張り方を見直して!」
植松晃士さん「落ち込んだり、涙したり、アラサーは忙しいわ!」

撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢﨑裕美

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