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海外で不思議がられる日本人の習慣5選〜相づち上手は信用されない!?〜

  • 2024.1.9

【2024年1月9日更新】「日本人はとても礼儀正しい!」と世界中から称賛されます。でも時には外国人からみると理解できないことや、無意識に失礼に当たる行為をしているということが少なからずあるようです。それは一体どういうことなのでしょうか? 筆者の周りで集めた、外国人の生の声をご紹介したいと思います。

Pleaseをつけない

写真を撮ってもらいたいとき、レストランで何かをオーダーしたいとき、みなさんはどうしていますか? おそらく”Can I~?”や”Can you~?”という疑問系を使ってお願いをすると思いますが、この場合に絶対に必要なのが文章に”Please”を入れること。「日本人はすごく礼儀正しいのに、お願いするときに”Please”を付けないのはなんで?」と疑問に思っている外国人が実は多いそうです。英語が母国語ではないので仕方がないとも言えますが、マナーのひとつとして知っておくと良いかもしれませんね。

相づちが大袈裟

「え? 欧米人じゃなくて?」と思いたくなるところですが、これにはある訳があります。相づちが上手な人ほど話し上手、聞き上手とされる日本で「へぇー!」「すごーい!」といういわゆる女子的な反応の仕方は、時によりコミュニケーションに必要な感嘆詞であるとされています。でもこれは外国人からすると、「なんだか嘘っぽく聞こえてしまう・・・」というのが本音。

もちろんこれを可愛いと思う人がいるのも事実なのですが、建前よりも本音で話し合うことを優先させる欧米諸国では会話の際にいわゆる「持ちあげる」ようなことよりも「対等でいる」ことの方が重要視される傾向にあるようです。

まつ毛が長いねと褒める

外国人の長くてふさふさのまつ毛は日本人からすると「うらやましい!」と羨望の眼差しを向けたくなるポイントのひとつです。ただ「まつげが長いですね!」という褒め言葉はアジア諸国でしか通用しない褒め言葉で、欧米諸国の人(特に男性)からすると「だから何?」と思ってしまうほどどうでも良いことなのだとか。

これ以外にも「鼻が高い」という褒め言葉は「鼻が大きい」という侮辱の意味として取られてしまいがちで、「どうやって反応したらいいのか分からない」というのが欧米人の本音だそうです。

左手で物を渡す

イスラム教やヒンズー教の人たちにとって左手は「不浄の手」とされ、食事のシーンから物を渡すなどの日常生活のなかでされるすべての作業は「右手」で行われます。これは人によって個人差はあるものの、宗教に敬虔な人であれば絶対に譲れないポイントでもあるそう。

筆者はイスラム圏を旅していたときに、レストランのお会計で左手でお金を渡したところ「右手で渡してほしい」と注意されたことがありました。昨今はムスリムの観光客が多く、ハラル文化も徐々に浸透してきている日本。「右手のマナー」も知っておくと、相手に嫌な思いをさせずに済むかもしれません。

「クリスマスにケンタッキー!」

クリスマスにケンタッキーフライドチキンを買ってくるのは、実は日本のみに存在する慣習であることはご存知でしたでしょうか? これは時代を遡ること1970年代、当時七面鳥を入手するのが難しかった日本ではフライドチキンがその代替品になりKFCの人気に火がついたと言われています。

この日本の慣習は世界からかなり不思議な目で見られ、米人気ニュース番組ABC newsでも「なぜ日本人はクリスマスにKFCを食べるのか?」と特集されたほど。七面鳥が簡単に入手できてしまっていたら、昨今のクリスマスの恒例行事はなかった思うと感慨深いですね。

あなたの「知らなかった!」はいくつありましたか? これらの習慣が「良い・悪い」というものではありませんが、グローバル化がどんどん進められている昨今。こういった日本独自の習慣を知っておくのも良いかもしれませんね。

[All Photos by shutterstock.com]

[ABC News]

 

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