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体調不良の妻「ご飯作って」夫「ムリ!俺も熱出てきたわぁ(ウソ)」→ 仮病夫にブチ切れた妻は──!?

  • 2024.1.9

体調が悪い時くらいは、家事や育児を旦那さんに代わってもらいたいですよね。しかし世の中にはその真逆の行動をとる男性も少なくはありません。今回は体調不良を旦那さんに打ち明けたことがきっかけで大変なことになった経験のある、私の知人Yさんから話を聞きました。

画像: 体調不良の妻「ご飯作って」夫「ムリ!俺も熱出てきたわぁ(ウソ)」→ 仮病夫にブチ切れた妻は──!?

突然の発熱

Yさんは当時、結婚8年目。子どもを保育園に預け、フルタイムで働きながら家事をこなす多忙な毎日を送っていました。

「なんか熱っぽいな……」
ある日の会社帰りに子どもを保育園に迎えに行き、帰宅した時でした。

Yさんは朝から体がだるく、本調子ではないと感じていたのが、夕方になって急に熱が上がったようでした。
「ちょっと休みたい」
少しソファに横になりたいと思ったけれど、夕食の準備もしなければならないと台所に立ったYさん。しかし熱がどんどん上がってきているのが、体中の関節の痛みでわかりました。

「ただいまー!」
元気な声が響き、旦那さんが帰って来たのがわかりました。

助かった、何か作るか買ってきてもらうかして、なんとか子どもにだけでもご飯を食べさせてもらおうと思ったYさんは、ふらふらとする身体で着替えている最中の旦那さんに声をかけました。

まさかの返事

「ごめん、熱が出てきちゃって。ご飯頼んでもいい?」
Yさんがそう言うと、旦那さんは急に額に手を当てて言いました。
「実は俺も朝からだるくて、多分俺の方が熱が高いんじゃないかな。ああ、もう体がダルすぎて無理」
旦那さんはさっきまで元気な声を出していたのに、わざとらしくよろよろとした足取りでソファに腰を下ろしました。

「そういうわけだから、メシ作るとか無理。早く作ってよー」
「……わかった」
Yさんは熱でふらふらする身体でなんとか簡単なものを作ってテーブルに並べました。
「なんだよ、これだけ? 手抜きだなー。あ、ビール取ってきて」
旦那さんはさっき体調が悪そうだったのが嘘みたいに、モリモリと夕食を口に運び、ビールをあおります。

「もう無理、寝るから後お願いしていい?」
「えー、俺具合悪いんだよ? 片付けまでやってから寝てよ」
その言葉に、頭のどこかでプチっという音が聞こえたYさん。

仮病旦那に仕返し

「そんなに具合悪いの? 大変ね、うつったら困るから私たち実家に帰りますー」
「え?」
Yさんは食べかけの夕食もそのままに、身の回りのものをまとめて子どもと一緒に家を出ました。
「じゃ、体調良くなったら連絡して」
「ちょ……困るよ!」
「私もそんなに具合が悪いのうつったら困るから。じゃあね!」
家を出てすぐタクシーをひろい、Yさんは車で15分ほどの距離にある実家に避難しました。

「すごい熱! 孫ちゃんは私が面倒みるから寝てなさい」
急に帰って来たYさんを、両親はあたたかく受け入れてくれました。

その後、旦那さんから何度も連絡がありましたが完全無視を貫いたYさん。

しばらく仕事を休み、実家でゆっくりしようと思っていたところ、翌日には旦那さんが実家に迎えにきて、土下座せんばかりの勢いで謝ってきたとのことです。

ただ、随分時間が経った今でもYさんは家に帰っていません。毎日のように旦那さんが迎えにくるそうですよ。

体調が悪い時くらいは、夫婦で助け合わなければいけませんね。仕事で疲れていたのかもしれませんが、具合の悪い妻を心配もせずこき使った罪は重いようです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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