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「もう自分でごはんが作れない…?」徹底的に自己管理できていた母はもういない<母の認知症介護日記>

  • 2024.1.9

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症が進行していく中、数年疎遠になっていたあーちゃんの妹が突然亡くなってしまいました。しかし、それを聞いてもあーちゃんは「あらそう」だけ。あまりにも薄い反応に驚いていたところ、後日「妹が亡くなった」と泣きながら電話をしてきたのでした。だいぶ会話が成り立たないことも増えてきています。

どこにいても、あーちゃんはすぐに周りの人と打ち解けて親しげに話し始めます。しかし、あとで何を話していたのか聞いても「さぁ?」だそうで……。ただ、最近はとんちんかんな返事をすることも多くなってきて、ごまかしが利かないと思うことも増えてきました。

完璧に自己管理していた母はもういない…

あーちゃんの妹で、私たち姉妹の叔母のお葬式中、謎の行動をすることもあったあーちゃん。

最近は険しい表情をすることが増えてきました……。

医師に相談すると、薬の追加を提案されました。

あーちゃんは、きょうだい全員が糖尿病……!

昔から惣菜や外食という選択肢は排除し、徹底的に自己管理していたあーちゃん。

自炊していると思っていたけれど、このガス代はおかしいのでは???

あーちゃんの言うことを鵜呑みにしていました……。

とんちんかんな返事をするようになったり、以前よりもすこし不安そうな表情をするようになったりと、あーちゃんの気になる変化が増えてきたため、かかりつけの医師に相談してたところ、新しい薬が追加されることになりました。

インターネットで調べると、中期以降の認知症に処方されることがある薬のようでした。つまり、もうあーちゃんの症状はそこまで進んでいるということ……。まだ認知症の診断を受けてから半年もたっていないのに、進行が早いように感じてしまいます。

実はあーちゃん……というか、あーちゃんのきょうだい全員、糖尿病です。そのため、あーちゃんはずっと食事にはとても気を付けていました。しかし、通帳を見ていて気付いてしまったのです。ガス代のあまりの安さに。ガスが安いということは、今では自炊はしていないということ。あんなに完璧に食事管理をしていたのに、もう自分でごはんも作れなくなっていたなんて……。

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あーちゃん自身も、自身の変化に気付いていて、何が起きているのか自分でもわからないもどかしさもあるのかもしれません。新しいお薬が処方されたことで、進行しつつある症状が少しでも緩和されるといいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ


監修者:医師 医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長 菊池大和先生

ベビーカレンダー/介護カレンダー編集室

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