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原英莉花の“飛ばしの秘訣”とは…?「身長170センチを…」とプロが解説!

  • 2024.1.9

今月は、今シーズン優勝を果たした人気も実力もある3選手をピックアップ。体重移動や回転の仕方などを参考に、自分に合う飛ばし方を見つけよう! 今回は原英莉花プロのスイングを解説してもらいます。
※選手の記録は2023年11月4日現在のもの

体重の“揺り戻し”で回転スピードをさらに上げる

身長170センチを超える原英莉花選手は体格に恵まれているだけでなく、バックスイングでも両手を伸ばしたままクラブを上げているのでスイングアークがすごく大きい(❷)。さらに手首をやわらかく使ってスナップを効かせて振っています。女子プロでも、ここまで手首をやわらかく、腕をムチのようにしなやかに使う選手は珍しい。

手首だけではなくヒジもやわらかく使う腕の使い方は、男子ツアーで5回も年間平均飛距離ナンバー1になった額賀辰徳選手のスイングに似ています。もうひとつ注目してほしいのは、ダウンスイングでの体重移動です。切り返した瞬間に左足に体重をかけていきますが(❸)、その反動で一旦、右足に体重が戻り(❹❺)、最後に全体重を一気に左足に乗せていきます。

単純に右から左に体重移動するダウンスイングではなく、1度、体重を揺り戻す動きが入る。それが反動となり、ターボのような加速力を生み出すスイングは、女子ツアーではトップクラスのヘッドスピードが出ているでしょう。

いかがでしたか? 原プロのスイングをぜひ、参考にしてみてください。

原英莉花
●はら・えりか/1999年生まれ、神奈川県出身。173cm。今シーズンは、Tポイント×ENEOSで3位タイ、ニトリレディスで9位タイに入り、日本女子オープンでは2位に3打差をつけ、3年ぶり2度目の優勝を果たす。NIPPON EXPRESSホールディングス所属。

解説=奥山ゆうし
●おくやま・ゆうし/1983年生まれ、埼玉県出身。トーナメントプロ資格をもち、プレーヤー時代の経験と研究をもとにゴルフレッスンを行なっている。YouTubeチャンネル【OKゴルフ‐関節フリーで飛ばす】は登録者数9.4万人を超える。

構成=野中真一
写真=ゲーリー小林
取材トーナメント=ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ

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