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旅先で店員にキレた夫…せっかくの旅行の最後の夜、妻と楽しい時間を過ごすより夫が時間を割いたことは

  • 2024.1.8
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私の夫はプライドが高く、ささいなことでも機嫌を損ねやすい人です。その原因が私でなくても、八つ当たりされることはしばしば。楽しい旅行の最中でもそれは同じで……。旅先の飲食店で起きたある出来事に気分を害した夫。その後の行動に価値観の違いを感じて嫌気が差した話です。

高圧的な夫。でも普段は仲良しで……

わが家は夫が私より13歳年上の年の差夫婦です。子どもはいません。夫は気が短く、ちょっとしたことでもすぐ機嫌が悪くなってしまいます。そして機嫌が悪いと私への高圧的な発言も増えるのですが、反省したふりをして聞き流したり、できるだけ早く夫の気分を変える工夫をしたりでなんとかうまくやっていました。

そんな夫ですが機嫌のいいときは仲良く過ごせていますし、比較的収入も安定していて買い物や食事のときによくプチぜいたくをさせてもらっているので大きな不満はありません。連休には2人で旅行に出かけ、その土地ならではのおいしいものを食べ、のんびり観光するのが定番です。

ある冬、私たちは函館に2泊3日で旅行に出かけました。定番の五稜郭や函館山からの夜景を楽しんだり、ハンバーガーやラーメンなどのグルメを味わったりと仲良く過ごしていたのですが、2日目の夜に事件は起きてしまうのです。

おすすめされた寿司屋で、大将の態度にキレた夫

その日の夕食は事前に計画しておらず、ホテルでおすすめのお店を聞いて行ってみることに。ホテルからほど近いところに、小さいけれどおいしいお寿司屋さんがあると教わったので歩いて出かけました。

お店に到着し入ってみると、時間がまだ早かったこともあってカウンターに常連のような男性客が1人いるだけでした。テーブル席に座り、とりあえずビールだけ注文したのですが、メニューが見当たりません。店の大将は常連客との会話に盛り上がっているようです。どう注文すればいいのかわからなかったので、夫が「味噌汁はありますか? あとは何がおすすめですか?」と大将に声をかけました。すると大将は、「ありますけど……もう味噌汁ですか?」と。

この言葉に即、夫のイライラスイッチが入りました。「は? だめなんですか?」と返事をした夫。それを聞いた大将は「まぁ、だめじゃありませんけど」と言って店員の女性に味噌汁を出すように指示。しかし、夫はその態度が許せなかったようで「もういい、出よう」と私に言います。店員が呼び止めようとしていましたが、夫は「もう結構です」と言い、ビール代だけ置いて店を出ました。

気を取り直して別の店を探すことにしましたが、夫の不機嫌オーラがビシビシと伝わってきます。ただ夫はこれまでに飲食店で店員を怒鳴りつけることが何度かあったので、私としてはそこまでのことになる前に店を出られたことに少しホッとしていました。

気分を変えようと頑張る私に夫がかけた言葉は…

私たちはとりあえず近くにあった、カウンターがメインの海鮮居酒屋に入りました。注文を済ませ料理を待っている間、私は不穏な空気を晴らすために笑顔で夫に話題をふります。しかし夫は気のない返事をするばかり。そして挙句の果てには……。

「こっちがイライラしてるのにバカみたいに話しかけてきてなんなの? 余計にムカつくわ」

怒りの矛先が私に向けられたのです。私はせっかくの旅行だから楽しくしたいと頑張っていたつもりでした。しかし夫には、自分のイライラに共感せず能天気に話しかけてくる私の態度に腹が立ったようです。私は「バカみたい」と言われたことにとても悲しくなり、黙ってうつむきました。食事が運ばれてきましたが、店員になんだか心配そうな顔で見られ、余計に悲しくなりました。その後はほぼ無言で食事を済ませ、ホテルに戻りました。

ホテルに戻った夫はまだ腹の虫が治まらず、私がいれたお茶の濃さに文句を言ったり、荷物を置く場所が悪いと移動させられたり、いつも通り私を高圧的な発言で攻撃してきます。そして夫は、「あー、本当にあの寿司屋、腹が立つわ。口コミ書いといてやる」と言うと、スマホに集中し始めました。

途中で私に先に休むように言ってきたので、簡単にお風呂を済ませ、ベッドに入りました。もちろんなかなか寝付くことはできません。結局夫は30分以上、口コミサイトにクレームを書いていたと思います。

まとめ

最初に入った寿司屋の態度は、私も残念には思いました。ですが私は雰囲気を壊してまでそこに執着するより、切り替えて楽しんだほうがよほど有意義だと思います。しかし夫はプライドも高いため、店員の軽くあしらうような態度が余計に許せなかったのでしょう。せっかくの旅行の最後の夜、私と楽しい時間を過ごすことよりクレーム投稿をすることに時間を割く夫の、心の狭さや優先順位のつけ方に、悲しさや情けなさを感じました。

今後もこんな夫とうまくやっていけるのか、つらい思いを我慢してまで付き合う意味があるのか考えさせられました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:菅田のぞみ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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