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他界する4日前に恋人と結婚式…37歳の若さで星になった韓国女優の遺志継ぎ、父親が巨額の寄付

  • 2024.1.8

女優チャン・ジニョンさんの遺志が寄付を通じて受け継がれている。

学校法人ウソク学園は1月5日、チャン・ジニョンの父親であるケアム奨学会のチャン・ギルナム理事長が5億ウォン(約5000万円)を寄付したと明らかにした。

チャン・ギルナム理事長は、2010年3月に私財11億ウォン(約1億1000万円)をかけてケアム奨学会を設立した。がん闘病の末に亡くなった娘の意思を実現するためだった。その後、彼は毎年、数千万ウォンから数億ウォンずつ寄付を続け、チャン・ジニョンさんの思いをつないだ。

チャン・ギルナム理事長は今回の寄付金伝達式でも、「生前の娘の意思により、人材養成に力を加えたい」とし、「学生教育と地域社会貢献の先頭に立っているウソク学院の発展を祈る」と明らかにした。

胃がんで闘病の末に…
チャン・ジニョンさん
チャン・ジニョンさん

チャン・ジニョンさんは、1997年のドラマ『私の中の天使』で演技者としてデビューした。

以降、ドラマ『サイレン』、映画『鳥肌』『オーバー・ザ・レインボー』『菊花の香り~世界でいちばん愛されたひと~』『シングルス』『青燕-あおつばめ-』『恋愛、その耐えられない軽さ』などで愛された。

しかし2008年に胃がんと診断され、1年後の2009年9月1日に闘病の末に亡くなった。亡くなる4日前には、恋人のキムさんと秘密裏に結婚式を挙げていたという。享年37歳。

故人の善行は、父親を通じた寄付だけではない。生前、病状が悪化する直前に母校である全州中央女子高等学校にも奨学金を伝達する意思を明らかにしたこともあった。彼女は生前、芸能人慈善奉仕団体である「タサモ」 運営委員として活動し、隣人を助けるため先頭に立ったりもした。

奨学財団はチャン・ジニョンさんが闘病中、厳しい環境のなかでも学業をあきらめない学生のために奨学金寄付の意思を明らかにし、父親を通じて設立された。チャン・ジニョンさんの死後も続く父親の寄付を通じて、故人に対する懐かしさが深まっている。

(記事提供=OSEN)

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