＜記念日に冷たい夫＞誕生日プレゼントも拒否され絶句 →「このままじゃダメだ！」そこで、妻は──？

誰が見てもオシャレなAさんの夫。そんな夫と、出会って半年でスピード結婚をしたAさんでしたが、結婚してから不満に思うことが……。今回は、そんなAさんから聞いたエピソードをご紹介します。

気に入らないものはいらない

物へのこだわりがとても強いAさんの夫。それでも結婚するまでは、普通にプレゼントを交換し合っていました。

しかし、最近は「気に入らないものは嬉しくないから」とクリスマスや誕生日プレゼントはいらないと言うのです。

以前Aさんがあげたネックレスは一度もつけてくれず、机の中にしまったまま。元カノたちからもらったプレゼントも、同じように新品のまま保管しているといいます。

さらに「俺はいらないから、お前もいらないよね」と聞いてくる夫に、悲しみが止まらないAさん。

もうすぐ初めての結婚記念日だというのに、あまり嬉しい気持ちにはなれませんでした。

ついに初めての結婚記念日を迎えたAさん夫婦。

「実は何か準備してくれているかも」と少しだけ期待したAさんでしたが、夫からは「おめでとう」の言葉もありません。

「初めての結婚記念日くらいお祝いするものじゃないの？どうして私たちいつもこうなの？」

Aさんは「これからもずっと記念日を祝ったりしないのか」と思うと、居てもたってもいられなくなりました。そして、夫に気持ちを正直に伝えたのです。

「今日は結婚記念日だよ。物はいらないから、二人でお祝いだけでもしたい」

すると夫は初めは驚いた顔をしましたが、少し間を置いて「何も言わないから分からなかった。それならそうと言ってよ」と笑って言いました。

この日、二人でレストランに食事をしに行った二人。そこでAさんは今後について、夫にこう話しました。

「今日は何もいらないけど、次の記念日はリクエストしたものをプレゼントしてね」

Aさんは、本当はこんなことを夫に言いたくありませんでした。でも、言わないとずっと自分の気持ちを分かってもらえないと思ったのです。

この言葉に夫は「俺は自分のものは自分で買うからいいけど、お前は違うもんな。気付いてあげられなくてごめん」と謝りました。

そして「俺は鈍感だから分からないんだ。一緒にいるだけで満足だから。でも、これからは記念日を大切にする」と誓いました。

それ以降、記念日は必ず二人で過ごすように。夫はAさんにプレゼントを用意してくれるようになったそうです。

女性は何も言わなくても気付いてほしいと、相手に期待してしまうものです。夫婦間ではそれが理想なのかもしれませんが、価値観の違う二人にとって、極めて難しいことだと改めて気付かされた話でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：花澤ひかる