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【利き脳テストあり】あなたは右脳型、 左脳型? 「両脳使い」がこれからのAI時代をリードする?!

  • 2024.1.7

利き手、利き足はよく耳にしたことがあると思いますが、人には利き脳があることを知っている? 利き脳とは、その人の脳の得意分野のこと。今回は、児玉光雄先生の『頭が良くなる!「両利き」のすすめ』から、利き脳についてご紹介。

(「」内、児玉先生)

両利き人間って?

「私は、両利き人間がこれからの時代を背負っていく、と考えています。身体の各器官の非利き側を活性化させることがなぜ必要なのか。それは、各器官は人間にとって最も重要な『脳』と繋がっているからです。そこで、まず脳の利き側の話から始めたいと思います」

「いくら科学が加速度的に発達したからといって、人間の脳がコンピュータに置き換わることはほとんど不可能に近いのです。これは私の独断的な予測に過ぎないのですが、少なくともこれから数十年以内に私たちの脳の機能とまったく同等のコンピュータが開発されることはないはずです。しかし、脳の機能の領域に関する研究は、飛躍的に進歩しています。いまや確実に新しいトレンドが動き出しているのです。例えば、いままで右脳あるいは左脳のどちらか単独で行われていると思われていた高度な作業も、実は右脳と左脳の協同作業によって行われていることが判明し始めています。右脳と左脳の交信を頻繁にさせながら両者を連動させることで、脳の持っている潜在能力を引き出すことができるのです。残念ながら、ほとんどの人が片方の大脳半球ばかりに作業をさせているので、もっと両者のバランスをとる必要があるわけです。つまり、あなたがその気になれば、両方の大脳半球をバランス良く使うことができ、両利き人間の仲間入りができるのです

「いまスポーツ界でもっとも注目されているアスリートは、大谷翔平選手で間違いないでしょう。大谷選手は左打ち、右投げです。これはメジャーリーグで3000本安打という金字塔を打ち立てたイチローさんとも、見事に一致します。私は、彼らのパフォーマンスの大きな要因が両利きだったことにある、と考えています」

右脳と左脳を連動させれば、脳は活性化する?

「これからは『全脳思考』ができる人間の時代です。実は誰でも多かれ少なかれ、全脳思考をしています。だからこそ、右脳と左脳の交信を活発にして脳梁を鍛えることにより、大脳半球全体を働かせることが大切なのです」

「普段使っている利き側だけで作業するのではなく、意識的に非利き側を活用してください。そういう習慣をつけることにより、あなたの脳は劇的に活性化するのです。もちろん、全脳思考をしている場合でも、自分はどちらのサイドの大脳半球を使っているかを意識しておく必要があります。こであなたが右脳型人間か、左脳型人間かをチェックしてみましょう」

利き脳チェックリスト

Women's Health
Women's Health

「あなたの利き脳がわかれば、非利き脳の領域を活性化させる生活習慣を意識して行うことで、つまり、『いいえ』と答えた設問に対して『はい』のほうの日常習慣に変えていくことで、普段使っていなかった非利き脳領域が鍛えられます。利き脳領域の活性度はそのまま維持しながら、非利き脳領域を活性化することにより、あなたの脳のパフォーマンスは明らかにレベルアップし、仕事や趣味において驚くほど成果を上げることができるのです。実際には、私たちは無意識に一日のうちに何度も脳の切り替えを行っていますが、それは右脳型行動と左脳型行動を理解して意識的に切り替えることとはまったく違っています。つまり、自分の行動がどちらの半球の脳を活性化するかを意識しながら日常生活を送ることで、いままでよりもパワーアップさせることができるのです

左脳型行動と右脳型行動

Women's Health

「左脳型行動と右脳型行動の例です。気に入った行動を日常生活に組み込んでください。頻繁に左右の脳の活性領域を変化させることで、集中力が高まるだけでなく、脳の両半球をバランス良く働かせることで、片方の脳を酷使せずにすみます。その結果ストレスも大幅に軽減できるのです」

児玉光雄(こだま・みつお)さん

1947年兵庫県生まれ。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問、元鹿屋体育大学教授。京都大学工学部卒。大学時代はテニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院で工学修士号を取得。米国五輪委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員として、米国五輪選手のデータ分析に従事。過去30年以上にわたり、臨床スポーツ心理学者として、ゴルフ、テニスを中心に数多くのアスリートのメンタルカウンセラーを務める。また、右脳活性プログラムのカリスマ・トレーナーとして、これまで数多くの受験雑誌や大手学習塾に右脳活性トレーニングを提供。この分野の関連書は100冊以上、累計発行部数は150万部を超える。

主な著書はベストセラーになった『この一言が人生を変えるイチロー思考』(三笠書房)をはじめ、『勉強の技術』(SBクリエイティブ)、『大谷翔平 勇気をくれるメッセージ80』(三笠書房)、『脳力向上! 大人のパズル』(成美堂出版)、『能力開発の専門家が作ったそうぞう力とさんすう力がみるみる育つこども脳トレドリル』(アスコム)など200冊以上。日本スポーツ心理学会会員、日本体育学会会員。

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