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芸能界の業界用語「かぶりつき」の意味、分かる?舞台好きの人は「この場所」をねらってる?

  • 2024.1.7

舞台で使われる言葉の中に「かぶりつき」という隠語があります。一見、食べ物にかぶりつくイメージを連想しますが、舞台用語では会場のある場所をさします。

■「かぶりつき」は迫力ある人気な場所

演劇や踊り、演芸などの舞台芸術は、今や人だけでなく大掛かりな舞台セットや、演出方法が数多くあり、何度も同じ作品の公演を見に行くコアなファンも多いです。

「かぶりつき」とは、舞台に最も近い最前列の客席のことをさします。

諸説がいくつかありますが、その一つに江戸時代、狂言の演出で水・砂・泥といった本物を使った演出の際、その舞台から飛び散った水や砂などを最前列の観客にかからないように、かぶり物が用意されていたそうです。

このことから“かぶり物”が“付いた席”から「かぶりつき」と言われるようになったようです。

そのほかにも、水やスモークなど舞台演出を“かぶってしまう席”という意味合いや、観客が舞台に“かぶりつくように見る様子”から、かぶりつきと言われるようになった説があるようです。

■舞台ごとに異なる座席のランクの違い

舞台の座席には、エリアごとに価格が異なることも多く、舞台の種類にもよりますが、もっとも高ランクのSS席やS席は舞台全体を見渡しやすく、一般的には1階席の中央前方をさします。値段は舞台の種類にも異なりますが、1万円から2万円が相場のようです。

またA席はS席の後方エリアや、横側、2階席になることもあり、そのほかB席やC席はさらに後方エリアとなり、数千円ずつ値段も変わります。

チケットを購入する際に、どのエリアで観たいのか検討し、人気の前方を希望する際は、早めにチケットを購入するのがよいでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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