1. トップ
  2. ファッション
  3. スニーカーの加水分解はなぜ起こるの?原因と予防法、加水分解した際の修理方法

スニーカーの加水分解はなぜ起こるの?原因と予防法、加水分解した際の修理方法

  • 2024.1.6
  • 5018 views

スニーカーの加水分解の原因は「水分」

スニーカーの加水分解はなぜ起こるの?原因と予防法、加水分解した際の修理方法
出典 FUDGE.jp

しまっておいたスニーカーを久しぶりに履こうと思ったら、ソールがボロボロだった・・・なんて経験はありませんか?これは「加水分解」によるもの。「加水分解」とは化合物が水と反応することで起こる分解反応ことで、簡単に言うと「劣化」です。

加水分解が起こるとソールがボロボロになったり、アッパーから剥がれ落ちたりすることがあります。また、表面がポロポロと剥がれる・ベタベタする、底が渇ききったスポンジのようになることも。

加水分解を防ぐには、原因の一つである「水分」に気をつけることが大切です。

 

スニーカーのソールの素材

スニーカーの加水分解はなぜ起こるの?原因と予防法、加水分解した際の修理方法
出典 FUDGE.jp

加水分解についてより詳しく説明すると、加水分解が起こる原因として「スニーカーのソールの素材」も関係しています。

ソールには水分に弱い性質を持つ「ポリウレタン」や「EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)」などが使われており、それらの化合物質が空気中の水分を吸収しすぎると、加水分解を起こしてソールがボロボロになってしまうのです。

 

スニーカーの加水分解を予防するには?

①「飾るだけ」ではなくきちんと履く

スニーカーの加水分解はなぜ起こるの?原因と予防法、加水分解した際の修理方法
出典 FUDGE.jp

ここ最近は、スニーカーをコレクション目的で購入する人が増えています。そんなスニーカーコレクターにとって、スニーカー履くものではなく”眺めるもの”。しかし、スニーカーを履かずに置いておくとひたすら水分を吸収してしまうため、加水分解を起こしやすくなります。実際、加水分解が起こって劣化してしまうスニーカーというのは、長い間履いていなかったスニーカーが多いです。

このことからもわかるように、スニーカーは履く機会を増やすことによって加水分解を防ぐことができます。

 

②メンテナンスをする

加水分解を防ぐためには、定期的なメンテナンスも有効です。おすすめはスニーカーを保管する前に、スニーカーに付着した汚れを除去すること。それだけでもスニーカーの寿命はぐんと長くなります。

また、軽くブラッシングをしたり、スニーカーケア洗剤で洗ったりと、日頃からケアしておくのも効果的です。汚れの付着を不是具ことができるため、加水分解を予防することができます。

スニーカーのおすすめ洗剤についてはこちらの記事で紹介していますのでぜひご覧くださいね。

 

③木製シューキーパー(シューツリー)を入れる

スニーカーの加水分解はなぜ起こるの?原因と予防法、加水分解した際の修理方法
出典 FUDGE.jp

革靴の型崩れを防ぐために、シューキーパー(シューツリー)を利用しているという方も多いのでは?

実は、シューキーパー(シューツリー)はスニーカーの保管にも有効です。靴の中の除湿、脱臭の効果があるため、加水分解が起こりにくくなります。

 

④保管場所に乾燥剤を置く

加水分解の原因は、前述の通り「水分」です。保管場所に乾燥剤を置くだけでも加水分解の予防になります。玄関や靴箱の中に乾燥剤を置き、湿気から靴を守りましょう。

 

加水分解したスニーカーは修理できるの?

ソール部分の接着剤が劣化していた場合

スニーカーの加水分解はなぜ起こるの?原因と予防法、加水分解した際の修理方法
出典 FUDGE.jp

接着剤が劣化している場合は、修理することができます。のりが劣化しているだけなので、ソールを一度キレイにしてからもう一度接着し直せば修理完了です。

接着剤をキレイに剥がすことができれば自分で修理することも可能ですが、基本的には専門店に依頼した方が良いでしょう。

 

ソール本体がが劣化していた場合

ソールが劣化している場合、スニーカー修理店では修理を断られてしまうことが多いです。しかし、ソールを完全に交換するなら修理は可能。ただオリジナルのソールではなくなるため、デザインが変わってしまうので注意しましょう。

 

まとめ

お気に入りのスニーカーの加水分解を防ぐためには、水分から守ることがポイント。加えて日々のお手入れでキレイな状態を長く保つことができます。ぜひこの記事を参考に、スニーカーのケアに取り組んでみてくださいね!

 

元記事で読む
の記事をもっとみる