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「行きますよ! すーっと頭に ゆで玉子」娘にすすめられ才能が爆発したお母さまのコラージュ川柳が最高

  • 2024.1.6

新聞の切り抜きを使ったシュール過ぎる川柳が、X(Twitter)で話題を呼んでいる。

言葉の組み合わせが秀逸な川柳たち 出典:Togetterオリジナル

マルチクリエイターの紅林大空(@90884)さんが投稿したのは、紅林さんのお母さまが作った川柳。

1枚の白紙の上に、新聞から切り取ったワードで作られた川柳が並んでいる。その内容は「さあ、あなた 止まらねぇって かに道楽」などと、常人ではとても思いつかないシュールな句ばかりだ。

これらは淀川テクニック(@collage575)さんが考案した「コラージュ川柳」と呼ばれるもの。

一から言葉を紡ぐのではなく、新聞など印刷物にあるワードを5・7・5で切り抜いて、上の句・中の句・下の句を組み合わせて川柳を作るのが基本ルール。字余りや字足らずはOKだが、「てにをは」などを1文字だけ切り抜いて使うことはNGだ。

新聞にある5音7音の言葉だけで組み合わせていくので、意外なストーリーが生まれやすい。

紅林さんの投稿によると、コラージュ川柳を知ったのでお母さまにすすめてみたところ、とてつもない才能を発揮した模様。投稿の写真にもあるような名作を次々と生み出していったのだという。

お母さまが作った数々のおもしろい川柳に対し、Xユーザーたちは「座布団10枚差し上げたい」「本にして出版して欲しいレベル!」など賞賛を送っている。また、「脳トレになりそう」と新聞を購読している親世代にすすめてみようと検討する声もあった。

コラージュ川柳をお母さまにすすめたきっかけやお気に入りの句など、紅林さんに詳しくお話を伺った。

新聞がもっと活用できるコラージュ川柳

紅林さんがコラージュ川柳を知ったきっかけを教えてください。

去年、Xのタイムラインに淀川テクニック(@collage575)さんのコラージュ川柳が流れてきて知りました。
毎日更新されるのが楽しみで頻繁にアカウントを覗いています。
出典:Togetterオリジナル

お母さまにコラージュ川柳をすすめようと思った理由はなぜですか?

母は昔からユーモアのある遊びが好きでした。我が家では小さい頃から新聞紙やペットボトル、段ボールを切り貼りした工作などが定番の遊びだったこともあり、コラージュ川柳はきっと好きなジャンルだなーと思ってすすめました。
また、地元静岡では夕刊(※)が廃止になってしまったこともあり、「新聞を取り続けるのどうしようかな…」と何度か話題に上がったのも理由の一つです。「新聞が読めるうちにやってみたい!」ということで夜中に2人で新聞を切り抜いた次第です。
※静岡新聞は2023年3月で夕刊を廃止
出典:Togetterオリジナル

お母さまが作った川柳の中で一番好きなものは?

どれも面白いのですが、私のお気に入りは「行きますよ! すーっと頭に ゆで玉子」です。
母の切り抜くワードのセンスと、「そんな記事どこにあったんだろう?」と首を傾げてしまうフォント選びがツボに入ってしまいました。
行きますよ!と大きめのかけ声で始まるのも良いです。
出典:Togetterオリジナル

コラージュ川柳をおもしろく作るコツを教えてください。

母は大きい文字が好きなので、好きな文字から切り取っているそうです。
5音と7音の単語をいっぱい切り取り、大きさが違う文字を組み合わせるようにして川柳を作っています。
切り取るときのハサミの勢いの良さも大事な気がします。
出典:Togetterオリジナル

なかなかなじみのない川柳だが、切り取った言葉を遊び感覚で組み合わせるのは何とも楽しそうだ。

子どもからお年寄りまで楽しめるコラージュ川柳、家族みんなで作ってみてはいかがだろうか?

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。

文:はゆんぼ 編集:Togetterオリジナル編集部

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