深夜、タクシーに乗ると運転手が「チッ！」と舌打ち！？→ しかも、お金を渡した瞬間──！？

これは私の友人女性に聞いた体験談です。夜遅くに仕事が終わり、帰宅するため乗車したタクシーで出会ったとんでもない運転手との出来事です。

仕事終わり

私の仕事は電車のない遅い時間帯に終わることもしばしば……。
さいわいにも自宅は職場から近く、タクシーに乗っても1～2メーターで済む距離です。

以前、すぐ近くだからとタクシー代をケチって歩いて帰路に着いたとき、痴漢にあってしまったことがあります。怖い経験をしたため、それ以来夜遅く仕事が終わったときには必ずタクシーで帰宅するようにしているのです。

この日も仕事が終わったのは深夜。
大通りを走る空車マークのついたタクシーを止めました。
このタクシー選びが、あとであんなに嫌な思いをすることにつながるとは思いもしませんでした。

止めたタクシーのドアが開き、車に乗り込むなり運転手さんが、「もう帰ろうとしてたのに！どこまで！？」と不機嫌な態度全開。

私が遠慮気味に「〇〇マンションまでなのですが、お願いできますか？」と尋ねると、返事もなくタクシーは発進しました。
感じ悪い人だな……と感じつつも、タクシーで1～2メーター、時間にすると5分か10分程度なのでこれ以上いやなことはないだろうと我慢することに。

乗車中も運転手さんは舌打ちをしたり、運転中にもかかわらず携帯に目をやったり、お世辞にもいい態度とは言えません。

タクシーという密室であることもあって、私は少し恐怖を感じました。

自宅のマンションにタクシーが到着し、私はほっと安堵。
タクシーの乗車金額が700円だったので、金銭トレイに1,000円札を出しました。

すると運転手さんは、「はい！降りて！急ぐから！！！」と急かすのです。
私はさっきまでの恐怖心もあり、運転手さんのあまりの勢いに急いで降車しました。

そのまま運転手さんは振り向きもせず、タクシーを発進させていきました。

呆気にとられてしばらくぼーっとしていましたが、おつりをもらえていないことに気がつきます。
しかし、タクシーはすでに見えなくなっていて時すでに遅し……。何か急用が入って急いでいたのかもしれませんが、それなら「回送」にしておいてほしかったなと思いました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Emi.A