1. トップ
  2. グルメ
  3. 【京都お好み焼き】知る人ぞ知る昭和喜劇王御用達名店!名物『べた焼』は破格美味「田奈可」

【京都お好み焼き】知る人ぞ知る昭和喜劇王御用達名店!名物『べた焼』は破格美味「田奈可」

  • 2024.1.6

おおきに~豆はなどす☆今回は山科区御陵、旧三条通沿いにあるお好み焼き、鉄板焼の老舗。昭和喜劇王御用達で名物べた焼はロングセラーの美味しさ。

昭和の喜劇王も通った山科の穴場グルメ

 (256534)
 (256535)

山科区御陵、旧三条通沿い。古くからこの場所で営業する鉄板焼き・べた焼のお店「田奈可」があります。この日は年の瀬の忘年会に友人の希望もあり、数十年ぶりにやってきました(笑)40年ほど続く名店で、古い知り合いのお店でもあり。

 (256536)

当時、まだ京都に広島のお好み焼き風の製法のものがそれほどなかった頃、それに似た珍しい『べた焼』を看板商品としてオープンされ、その美味しさに影響された思い出深いお店でもあります。

さらに時代を感じさせるのですが、こちらには女優・藤山直美さんの父上であり、昭和の伝説の喜劇王・藤山寛美さんが御贔屓にされてたお店としても有名です。

 (256564)

この時、予約して一番乗りで入店。店内にはカウンター席と鉄板付きのテーブル席が3つほど。変わらぬ元気さでご夫婦で営まれていますが、ご主人においては御年80歳(驚)。そんなご高齢にもかかわらず、年末までガッツリ営業されていることに一同驚愕です。

 (256538)

メニューは名物のべた焼を筆頭に、ねぎ焼、モダン焼、焼きそば、焼きうどん、おつまみ的鉄板焼があります。いずれも最近の相場から取り残されたようなガラパゴス価格で、大丈夫か?と思うほど(笑)

 (256539)

まずは一年を振り返りつつ、カンパーイ!

 (256540)

先に友人が注文してくれていた、イカ焼きでスタート。基本、カウンターの鉄板で女将さんが調理したものを巨大チリトリに乗せて、手前の熱々鉄板に移して食べる、というスタイルです。

 (256541)

続いてとん平焼き。基本、王道の粉と混ぜ合わせるお好み焼きスタイルの製法ではなく、クレープ状に焼いた生地に具材を別々に乗せてゆき、両面焼くスタイル。なので、具材がトロリと柔らかく仕上がっているのがその特徴と言えます。

 (256542)

続いて、べた焼ともだん焼のミックス。肉(牛肉)、豚肉、イカ、エビが入り、千切りキャベツのトロトロ食感。そして、私の記憶が確かなら、ちくわ、刻みたくわんなどアクセント具材も入り、食事というよりお酒のアテとしてピッタリの美味しさ。それが、大人になってから実感できます(笑)

 (256543)

さらに焼きそば。これもミックス。

 (256544)
 (256545)
 (256546)

途中、完全にお酒のアテとしての鉄板焼き。とり焼き、ジャガイモバター、こんにゃく焼きなど、卓上にはポン酢ベースのつけダレがセッティングされ、シンプルな構成ながら、お酒が進みます。

 (256547)

意外と焼うどんあるお店って少ないような。これもミックス。やわやわタイプのとろけるうどんの食感に一同美味しいなぁ~と。

 (256548)

気づくと店は満席で、席が空くのを待つ客がいるほどの大盛況。それを、注文してからそれほど待たされることもなく料理が運ばれ、ただただご夫婦の強靭な体力に驚きしかないわけですが(笑)

 (256549)

最後〆にねぎ焼ミックス。どれも軽い仕上がりでペロリと何枚も食べられてしまうのが、べた焼の良さというか。けっこういろいろ料理を注文し、ビールは7、8本ほど。それで今回の会計一人3300円という、今時居酒屋でもそんな安く収まらんやろ、という破格ぶりにまたまた皆驚愕。

知る人ぞ知る名店、のお手本のような変わらぬスタイル。2023年の最後を飾るにふさわしい忘年会でしたね。ご夫婦二人にはいつまでもお元気で頑張ってほしいお店でした。ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:田奈可
場所:京都市山科区御陵鳥ノ向町21
電話:075‐591‐0691
営業時間:17:30~22:00
定休日:火・水・木曜日

元記事で読む
の記事をもっとみる