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パートナーとずっと仲良しでいる秘訣

  • 2024.1.5

健やかな人生に人間関係が不可欠なものだとすれば、それを深め続けるための方法を知っておくのもまた不可欠(事実、社会的な強いつながりを持つことは、私たちのウェルビーイングにとって健康的な体重を維持することより重要で、禁煙するのと同じくらい重要であることが分かっている)。

問題は、私たちが大切な人(友達や家族、恋人など)に関する思い込みをしていること。父親の政治的な見解がずっと変わっていないというのも、パートナーの夢が出会ったときから同じというのも、親友の大好物がティラミスというのも、実は自分の勝手な思い込みだったりする。

この思い込みこそ、実存主義の心理療法士で自著『It's On Me』を出版したばかりのサラ・キューブリック博士が一掃しようとしている現象。

キューブリック博士は最近、自身のインスタグラムにこんな投稿をした。

「恋愛のアドバイス。あなたのパートナーは変わり続ける。いまのその人に好奇心を持ち続けて。『もう十分知っている』と思い込み、注意を払わなくなるという罠にハマっちゃいけない」

キャプションには次の言葉が。「これは、どんな人間関係にも言えることで、親と子供の関係にも、友達や同僚との関係にも、兄弟姉妹の関係にも当てはまります。変わっているのは、あなただけじゃないことを忘れないでください。“いまの”その人とつながっていられるように好奇心を持ち続け、古いバージョンの相手と人間関係を構築するのはやめましょう」

これは賢明なアドバイス。にもかかわらず、あまり語られることがない。そこでイギリス版ウィメンズヘルス編集部は、キューブリック博士に詳しい話を聞いてみた。

ウィメンズヘルス(以下WH):私たちはなぜこうも、進化を続けるパートナーに注意を払わなくなるという“罠”にハマってしまうのでしょうか?

サラ・キューブリック博士(以下SK):「それは私たちが好奇心を手放してしまうからです。パートナーのことは“十分”に分かっていると思い始めて、パートナーを理解するというタスクを恋愛のTo-Doリストから外します。これには人間の脳が物事を分類し、“知っている”範囲内で機能するのを好むという事実も関係しています」

「別に怠けたいわけでも意地悪をしたいわけでもありません。私たちはただ、自分を含め人は変わるということを教えられていないのです。つながりと親密な関係を維持するためには、(お互いがお互いの)注意を払って微調整していくしかないということも教えられていません」

「特定のバージョン(や時期)のパートナーに強い愛着を持ち、パートナーが変化して、一緒に作り上げてきた関係をも変えている事実を否定することもあります」

WH:「変わった」ことを否定的に捉える人が多いですが、変化が必ずしも悪いことじゃないと言えるのはなぜでしょうか?

SK:「私たちは変化に不快感を覚えます。なぜか変化を不安と結び付けてしまうんですね。でも、人はみな変わります(少なくとも、私はそう願っています)。パートナーが1年前はたまた5年前と全く同じ人じゃなくて、むしろ良かったと思いませんか?(高校や大学から付き合っている場合は特に)」

「成長と進化は人間であることの一部です。パートナーが最高の自分になる過程をサポートし、変化を脅威ではなく健全なものとして捉えるようにしてください」

WH:パートナーが変わっていく様子を敏感に捉えるコツはありますか?

SK:ありますよ! 次のことを試してみましょう。

・普通に様子をチェックする。仮にパートナーが特定のテーマに関する本を読み始めたら、それについて聞いてみよう。

・腹を割って話し合う。物事や他人のことではなく、自分たちの気持ちや考え、夢について。

・お互いがコンフォートゾーンから抜け出せるような新しいアクティビティにトライする。そうすればルーティンに邪魔されず、リアルな反応とやり取りが楽しめる。

・自分自身との関係を改善する中で、お互いを支え合う。そうすれば、絶え間なく変化しつつもいまの自分を認識し、その変化をお互いに伝えられる。

・観察をやめず、自分自身に聞いてみて。あの人は自分の時間をどう使い、何に興味があって、何にストレスを感じるのか。あなたに何を求めていて、どのような境界線を引いているのか。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Claudia Canavan Translation: Ai Igamoto

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