【ダイソー】コスパ高すぎで入手困難！220円の製菓用「シリコーンマット」の性能は？本当に使える？

「こんなものまで買えるの!?」といつも私たちを驚かせてくれる100均。今回はダイソーの製菓用「シリコーンマット」を紹介します。なかなか入手できない幻の人気商品ですが、本当に使えるのか、その性能もチェックしていきましょう！

お菓子やパンをオーブンで焼くときに天板に敷く「ベーキングマット」。オーブンマット、クッキングマットなどとも呼ばれます。

使い捨てのクッキングシートと違い、洗って繰り返し使えるので経済的です。また生地をこねたり、成型したりするときにも使えます。

製菓専門店などでは1000円前後するのが一般的で、高いものでは2000円を超す商品もあります。それがダイソーの「シリコーンマット」はなんと220円という破格！そのため人気があり、なかなか店頭で見かけない幻の商品とも言われています。

ダイソーの製菓用「シリコーンマット」は、27cm四方の正方形タイプ（JANコード：4550480250007）と、24cm×36cm（JANコード：4550480249995）の長方形タイプの2種類があります。

筆者が入手したのは、正方形タイプ。何軒ものダイソーを探し回り、大型店舗でようやく最後の1点を入手できました。

ちなみに公式通販のダイソーネットストアでも買えるのですが、送料を加えると高価な市販品とあまり変わらないお値段になってしまいます。

ダイソーの製菓用「シリコーンマット」は、グラスファイバーをシリコーンゴムでコーティングした一般的なつくりのベーキングマット。耐熱温度は-30℃〜230℃です。

230℃までOKなら、クッキーなど一般的なお菓子は作れそうですね。

表面はつるっとした質感です。

穴が空いていないので、天板に敷いておけば粉や生地が落ちません。使用後は食器用洗剤で洗い流すだけでよく、お手入れも簡単です。

筆者宅の天板の内寸は26.8cmなので、ダイソーの正方形タイプは少し大きく、端が浮いていますが許容範囲でしょう。

直径20cmの冷凍ピザを焼くときにピッタリでした。

製菓用ベーキングマットとして有名なフランス・マトファー社の「シルパット」と比べてみました。筆者が持っているのは製菓専門店「cotta（コッタ）」開発のオリジナルサイズです。

ダイソー製品との見た目の違いは、枠の幅や網目のサイズや形。シリコンの風合いのやわらかさや、表面のなめらかさはほぼ同じように感じます。

一番の違いは耐熱温度で、シルパットの耐熱温度は-40℃〜300℃。ダイソーの-30℃〜230℃よりも、かなり幅が広くなっています。さすがプロも愛用する製品ですね。

ただ、一般家庭でたまにお菓子を焼く程度ならダイソーの耐熱温度でも十分かもしれません。自分が作りたいものの焼成温度を確認してみましょう。

クッキー生地の成型から焼成まで、2つのシリコーンマットを使って比べてみました。

シリコーンコーティングで表面がつるっとしているので、打ち粉はほとんど必要ありません。

焼き上がってオーブンから取り出したときも、クッキーが動いてしまうほど、はがしやすく取りやすい状態でした。

クッキー生地を置いていた部分に跡がついたり、色移りしたりすることもありませんでした。

均等にムラなく火が入り、焼き色もちょうどいい！シルパットで焼いたクッキーと並べても遜色ない仕上がりです。

耐久性はしばらく使ってみないとわからない部分がありますが、本格的な製菓用マットと比べても、ダイソーのシリコーンマットは十分な性能を感じられました。

お菓子作り初心者の人や、高価なクッキングマットには手が出なかった人も、220円なら気軽に試せるはず。店頭で見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。

（ライター／恵国亜矢子）

■ダイソーネットストア

シリコーンマット（２４ｃｍ×３６ｃｍ）

シリコーンマット（２７ｃｍ×２７ｃｍ）