フレネミーという言葉があるように、信頼していた友人(フレンド)が実は敵(エネミー)だったということはよくあります。私の知人、Jさんは育児ブログを書いているのですが、ある日炎上騒動に! 何が起きたのかJさんに話を聞きました。
育児ブログを始めたら
当時Jさんは、1人目の子どもの育児に奮闘していました。
子どもが寝てくれない、イヤイヤ期がひどい、でもこんな可愛いところがあって、育つにつれて楽しいと思えることが沢山あって……。といった育児の日記をなんとなく記録するつもりでブログに掲載してみたところ、これが大バズり。
Jさんはブログのサイトでもランキングに入るほど人気のブロガーとして有名になりました。
「ブログ見てるよ! すごい人気だね」
Jさんは学生時代からの親友だけには、自分がそのブログの主であることを打ち明けていました。
親友は同じ時期に子どもを授かったこともあり、いつもそのブログを読んでいるようで、毎回更新する度にコメントをくれたり、感想を伝えたりしてくれました。
急にアンチが増え……
Jさんのブログは順調に読者を増やしていましたが、それと同時にJさんを悩ませることがありました。
それは、アンチの存在です。コメント欄に「この母親は万引き常習犯」「男を騙して金をせびっている」などとありもしないことを書き込んでくる人が増えてきたことが、Jさんの目下の悩みでした。
「きっと有名税だよ。ほっといたらそのうち飽きてやめるだろうから、今は我慢しよ?」
親友に相談をすると、いつもそうやって慰めてくれていました。
しかしアンチコメントは加速して、「住所を特定した」「子どもの保育園はここ」などといった書き込みもされるようになっていました。
メンタルにまで不調をきたしていたJさんは、自分と家族の安全を守るために、弁護士さんに頼んで誰がそんなことを書き込んでいるのか、開示請求をしてもらうことにしました。
書き込みをしていたのは
数週間後、Jさんに書き込みをしていた人がわかったと連絡がきました。
「いつもアンチコメントを書き込んでいたのは、〇〇さんという人です」
Jさんは耳を疑いました。弁護士さんの口から出てきたその「〇〇さん」という名前は、間違いなく親友の名前だったからです。
「慰謝料を、請求してください」
Jさんはなぜ親友がそのようなコメントを書き込んでいたのか知りたかったことや、この際とことんまでやろう、という気持ちで慰謝料を請求することに。
その後、早朝にJさんの家のドアを叩き、「調子に乗ってんじゃねえ! 」「下手くそなブログを盛り上げてやったんだ」などという親友の怒号を録音したものも証拠となり、Jさんは親友から多額の慰謝料を受け取ることになりました。
信頼していた人の裏切りに対するショックが大きく、Jさんはブログを閉鎖して、今はSNSすら開くことがなくなったそうです。
信頼していた人からの裏切りは、知らない人からのアンチコメントよりショックが大きいですよね。親友がなぜそんなことをしてきたのかはわかりませんが、今は落ち着いてよかったです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:齋藤緑子