TrattoriaTabulé(みなとみらい)
ハーブ、スパイスがカギの中東イタリアン
近年、世界の美食家から注目を集める中東料理だが、日本での認知度はまだまだ。ならば日本人に親しまれているイタリアンと掛け合わせれば?そんな発想から生まれた中東イタリアン。仕掛け人は〈ラ・ブリアンツァ〉などのミシュラン掲載店を率いる奥野義幸シェフと、ニューヨークの3ツ星〈ジャン・ジョルジュ〉で日本人初の副料理長を務め、同店の日本進出に貢献した米澤文雄シェフだ。
コロナ禍中に両シェフが立ち上げた、食の未来のためのオンラインサロンが母体で、新しい取り組みに挑む生産者を紹介する狙いもある。旬の果物を盛り込んだタブレや、ケールを加えたジェノベーゼなどをアラカルトで。馴染みある料理にも驚きが隠れ、新しい料理はその手があったかと膝を打つ楽しさ。ゼロからの味作りを、心地よいおいしさに落とし込む技術はさすがだ。スパイスやスーパーフードへの関心が高まる今、新たなトレンドの種になりそう。
Information
TrattoriaTabulé
〈トラットリア タブレ〉
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい4-2-1 LIVING TOWNみなとみらい1F
TEL:045-307-6333
営:12時~14時LO、17時30分~22時30分(フード21時LO)
休:水曜
2023年10月5日オープン。現金使用不可。ランチは8種から選ぶセット、コースメニュー1,600円〜。パスタはトマトソースやカルボナーラなど、イタリア料理の定番も用意する。食中に楽しめるハーブ・スパイスティーなどノンアルコール飲料も充実。生ビール700円~、カクテル900円~、ワインはグラス800円~。ランチメニュー8種1,600円~、夜はアラカルト1品850~3,800円目安。テーブル14卓40席、個室3卓10席、テラス4卓16席。