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グルマン温故知新:みなとみらい〈TrattoriaTabulé〉ハーブ、スパイスがカギの中東イタリアン

  • 2024.1.5
みなとみらい〈TrattoriaTabulé〉「バジルとフレッシュケールのジェノヴェーゼ キタッラ」

TrattoriaTabulé(みなとみらい)

ハーブ、スパイスがカギの中東イタリアン

近年、世界の美食家から注目を集める中東料理だが、日本での認知度はまだまだ。ならば日本人に親しまれているイタリアンと掛け合わせれば?そんな発想から生まれた中東イタリアン。仕掛け人は〈ラ・ブリアンツァ〉などのミシュラン掲載店を率いる奥野義幸シェフと、ニューヨークの3ツ星〈ジャン・ジョルジュ〉で日本人初の副料理長を務め、同店の日本進出に貢献した米澤文雄シェフだ。

グルマン温故知新:みなとみらい〈TrattoriaTabulé〉「バジルとフレッシュケールのジェノヴェーゼ キタッラ」
イタリア・リグーリア州の伝統料理、ジェノベーゼソースのパスタを、岡山県の製麺所〈冨士麺ず工房〉のキタッラで。フレッシュバジルにケールを加えることで、グリーンの色が深まり、苦味もプラスされた大人味に。中東のミックススパイス、デュカの香りと食感もよきアクセント。1,800円。
グルマン温故知新:みなとみらい〈TrattoriaTabulé〉「シグネチャータブレ ヨーグルトのソース」
ニンニクとパセリ風味の印象が強いタブレを華やかにアップデートした一皿。旬の野菜や果物で彩りとみずみずしさを添え、キヌアが加わり異なる食感も楽しい。濃厚かつ爽やかなヨーグルトソースも味。1,200円。
グルマン温故知新:みなとみらい〈TrattoriaTabulé〉「熟成ジャガイモのポテトサラダ ムール貝とグリーンアリッサ」
トップシェフが作る「本気のポテサラ」。3年熟成のメークインを使い、青唐辛子のソースを添えて。大田区の工場跡地で栽培する〈江戸前ハーブ〉を使用。1,500円。

コロナ禍中に両シェフが立ち上げた、食の未来のためのオンラインサロンが母体で、新しい取り組みに挑む生産者を紹介する狙いもある。旬の果物を盛り込んだタブレや、ケールを加えたジェノベーゼなどをアラカルトで。馴染みある料理にも驚きが隠れ、新しい料理はその手があったかと膝を打つ楽しさ。ゼロからの味作りを、心地よいおいしさに落とし込む技術はさすがだ。スパイスやスーパーフードへの関心が高まる今、新たなトレンドの種になりそう。

グルマン温故知新:みなとみらい〈TrattoriaTabulé〉シェフの森脇翔平さん
オンラインサロンメンバーで、ヴィーガン生テリーヌの店〈emma.〉を主宰する森脇翔平シェフが厨房に。
グルマン温故知新:みなとみらい〈TrattoriaTabulé〉店内
天井が高く開放的。

Information

TrattoriaTabulé

〈トラットリア タブレ〉
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい4-2-1 LIVING TOWNみなとみらい1F
TEL:045-307-6333
営:12時~14時LO、17時30分~22時30分(フード21時LO)
休:水曜

2023年10月5日オープン。現金使用不可。ランチは8種から選ぶセット、コースメニュー1,600円〜。パスタはトマトソースやカルボナーラなど、イタリア料理の定番も用意する。食中に楽しめるハーブ・スパイスティーなどノンアルコール飲料も充実。生ビール700円~、カクテル900円~、ワインはグラス800円~。ランチメニュー8種1,600円~、夜はアラカルト1品850~3,800円目安。テーブル14卓40席、個室3卓10席、テラス4卓16席。

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