「孫なんかいらん！！」妊婦の嫁を【階段から落とす鬼姑】→ さらに妊娠20週頃になると──！？

結婚したら姑から「早く孫の顔が見たいわ～」と言われるのが常と思っていましたが、その逆もあることに驚きました。今回は、そんな逆パターンの姑からの仕打ちを受けたママ友に聞いたエピソードをご紹介します。

結婚前に違和感を覚えるRさん

Rさんは、結婚する前の両家顔合わせの時から、少し違和感を覚えていました。その違和感が何かはわからないまま、特に問題もなく結婚式を終え、いざ結婚生活がスタートしました。

ある日、旅行帰りにお土産を持ってご実家に行った時に、Rさんが「子どもも早いうちにと思っているので……」と話すと、突然、堰を切ったように義母が話し始めたのです。
「あのね、私、別に、孫とか大丈夫なの。本当、よそのお姑さんはどうか知らないし、あなたのご両親は孫を望んでるかもしれないけど。こっちは結婚だけでもこんなに苦しくて寂しいのに、孫だなんてもってのほかよ！ 要らないわ！ うちの息子とこれ以上仲良くしないで！」と言いだし、Rさんは唖然としてしまいました。

超過保護＆息子溺愛の義母だった

まさかの「孫はいらない姑」だったとは……。確かに、会う度に子供の話にならないし、両家顔合わせの時も、Rさん家族が子供の話になった時に全然乗ってこなかったので、これが違和感の正体だったのかと気づかされました。
こんな息子溺愛タイプの義母であることに夫もかなり手を焼いていたようで、結婚するまで義母には大人しくしていてもらっていたと、白状しました。
（これは失敗したかもしれない）と思ったRさんでしたが、実はこの時点で既に妊娠していました。夫は実家と離れて暮らすことを望んでいたので、離れていれば害はないだろうと、たかをくくっていたのです。

妊娠中に受けた仕打ちが酷い

しかし、どこからRさんの妊娠を嗅ぎつけたのか、ある日突然、義母が自宅にやってきて「うちの息子と！ よくも！」と暴言を吐きながら、Rさんのことを押し倒したのです。

それだけでも怖いのに、駅の階段を降りている時、後ろから誰かに突然押されて転んでしまったことがありました。振り向いたら義母がいて、「あらあら、ちょっと肩を叩いただけじゃない〜大袈裟ね〜」なんて、白々しいことを言うのです。
挙げ句の果てには、妊娠20週になる頃に、「今ならまだ間に合うわよ。お願い。」と、中絶手術承諾書を持ってきたのです！ 鳥肌がたったRさんは実家へ逃げ、実家で出産をしたのでした。

そしたらなんと、生まれてきた赤ちゃんが夫にそっくりだったのです！ 夫経由で写真を見せられた義母は、「あら、息子にそっくりじゃない。やだどうしましょう、可愛いかも……可愛い♡」と一気に態度が急変したのです。
それからというもの、義母はRさんの家に頻繁にやってきて孫の世話を甲斐甲斐しくするようになりました。
そのこと自体はとてもありがたいのですが、Rさんは息子への溺愛っぷりを異常に感じていたので、義母と孫を2人きりにすることだけは絶対にやめようと心に誓ったのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：南さおり