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江原啓之「意地悪な心を手放して」 “人間関係、食、お金、仕事”に関するアドバイス

  • 2024.1.3

江原啓之さんから、大切なメッセージが届きました。「神に愛されるもの」になるためには……。

「神に愛される」という言葉だけ聞くと、神という絶対的な存在が助けてくれると感じるかもしれませんが、それは依存です。スピリチュアルな視点で見た神は、“森羅万象”のこと。つまり、あなたも動物も自然もすべてが神。自分と同じようにあらゆる命を大切にできたら、「プライドの失墜」はありません。どうすれば「神に愛されるもの」になれるか、キーワードごとに見ていきましょう。

【人間関係】あなたの心の中から、意地悪な心を手放して、愛念を取り戻しましょう。

今、人々の心から正常な愛念が失われ、誰もが皆人間不信に陥っているように感じます。リアルな友達だけではなく、SNS上でのコミュニケーションに疲れ、誹謗中傷に苦しんでいる人も本当に多い。悪口を言う人は、憂さ晴らししているだけなのです。

幸せな人は、意地悪をしません。あなたの周りで誰かの悪口合戦が始まっても、絶対に相手と同じ土俵に上らないで。「意地悪な人たちとは関わらない」と決めて線を引いていれば、いつも心穏やかでいられます。相手にするから、エスカレートしていくのです。SNS上のことなら、一切目に入れないのが一番。人には「見ない権利」があります。

もちろん、あなた自身も周りに悪意を向けないこと。神に愛されるには、意地悪な心を手放しましょう。あなたの中には妬みやそねみはありませんか? 自分を見つめ、「今いる場所に“本当の幸せ”はある?」と問うてみて。あなたが幸せを感じていたら、人と比べて落ち込むこともないし、意地悪な心が生まれることもありません。そもそも自分を正しく愛せる幸せな状態でなければ、大切な人を幸せにすることもできません。

【食】健康でいるためにも、何を食べ、何を食べないかしっかり吟味して。

“食べること”と“食べないこと”を真剣に考えて行う。これが健やかさを保つ秘訣です。

「食べるものを選ぶ意識」が重要。添加物をできるだけ減らし、納豆などの発酵食を摂るなど、栄養バランスをよく考えて。「お金も時間もない」と、ついお湯を注ぐだけで食べられる麺類などに走りがち。でも、同じ手間なら、味噌や乾燥ワカメを保温ジャーに入れ持ち運べば、出先でもおいしい味噌汁に。簡単なものからでも自炊して、免疫力を高めましょう。ベランダにミニ菜園を作り、野菜を育てるのも。家計の助けになります。

そして、“食べないこと”も、健康維持につながる知恵。動物は体調を崩すと食が進まなくなりますが、絶食状態で内臓を休めるのは理にかなった話。人間も内側から休息をとることが必要なのです。私は専門家の指導のもとで定期的にファスティングしますが、具なし味噌汁や梅干しで水分や塩分を補いつつ、溜まった毒を出しています。

そもそも食料自給率が38%の日本はいつ食糧危機を迎えてもおかしくない。食べられるものを自ら確保し、できるだけ安全なものを食べながら、命を守りましょう。

【お金】日々のやりくりが苦しくても“時代”を読んで考えれば、工夫できることがあります。

神に愛される生き方をするにも、ベースとなるのは毎日の生活。経済が不安定になれば、当然暮らしを直撃するでしょう。

でも、仮に収入が減ったとしても、きちんと食べられるよう備えておかないと、健康面に影響が…。ただ、この備えはお金そのものとは限りません。家の中を探せば、何かしら食べられるものがありませんか? 備蓄の缶詰などを使って凌ぐ方法もあります。普段から私もローリングストックをしていますが、定期的に備蓄を見直して使いきれば、食べ物を無駄にせず、節約にもなります。

住まいについては、以前から「若い人もマンションを買うといい」と伝えていました。単身ではなくなったときは「貸せば収入になる」と話したのを覚えている人もいるのでは。ただ、今は不動産価格が高騰しているので、無理はしなくてOK。“時代”を読んで考えれば、「今は持ち家より賃貸」と切り替えられるはず。郊外のニュータウンなどは、入居者の高齢化で空き室もあり、築年数が古い分「リフォーム可の賃貸物件」も。経済的に苦しくても、発想は柔軟に。工夫すれば、節約しながらも充実させられます。

【仕事】個人の能力で勝負するフリーランスの意識を持って働きましょう。

日本中が「プライドの失墜」を迎えると、倒産が相次ぐ可能性もある’24年。「会社に属していれば安心」という時代ではありません。これからは、誰もが“フリーランスの意識”を持って働くことが大切に。組織に属していても、一人の力で生きていくだけの覚悟を持つことです。そうすれば、いつ仕事をやめることになっても動じず、次のステップに移れるでしょう。

体調を整えるのも、自分という“神”を愛する大事な仕事。オーバーワークをしたり、ストレス発散で暴飲暴食に走ったりするのは、自分自身に対する“意地悪”、自傷行為と自覚して。「若いから平気」と無茶はせず、自分を大切にする働き方を探しましょう。

働き方自体、大きく変わりました。コロナ禍を経験したことは悪いことばかりではなく、まさに「国破れて山河あり」。誤解を恐れずに言えば、プラスの発見もあったはず。リモートワークができるようになり、自然豊かな場所でゆったり働き、“本当の幸せ”に気づいた人もいるのでは? どこにいても仕事ができる時代。想像力を持って発想を切り替えれば、幸せな働き方は探せます。

えはら・ひろゆき スピリチュアリスト、オペラ歌手。『お祓い箱 令和六年 御託宣付き』『御神威カード付き パワースポットの条件』(共にマガジンハウス)が好評発売中。

※『anan』2023年1月3日‐10日合併号より。写真・小川朋央 取材、文・湯川久未

(by anan編集部)

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