「そこ俺の指定席なんだけど！？」新幹線で【あつかましく座る家族】にウンザリしていると──！？

世の中には噓みたいにあつかましい人がいますよね。子どもを使えば何とかなると思っている人も。
これは単身赴任で新幹線をよく利用する夫から聞いた理不尽な話です。

新幹線の自分の席で

単身赴任の夫は帰省のためによく新幹線を利用するのですが、座れないときついので毎回必ず指定席を予約しています。

この日も新幹線に乗って指定席の車両で自分の席を探していたところ、自分の席に3人連れの家族が座っていたのです。

若い夫婦と3歳くらいの子どもで、夫の席は子どもが座っている窓際の席でした。

何度確認しても間違いなく自分の席なので、「すみません、そこ自分の席なんですが」と声をかけると、
父親らしき人に「チェ」と舌打ちをされたのです。

挙句、窓側の自分の席に座らせていた子どもに「ここ、この人が座るからどいてほしいんだって」と言い放ち、

「えーもっとお外見たかった」と駄々をこねる子どもに「そうだよね」とこちらをチラ見してくるではありませんか。

「ごめんね」とその子に謝りながら、なぜかこちらが肩身の狭い思いをしないといけない羽目に。

最悪な気持ちでその場を何とかやり過ごそうとしていた夫でしたが救世主が現れたのです。

後ろの席でそのやりとりを見ていた中年男性が、「子どもを座らせたいならちゃんと3人分の指定席を取りなさい」と一喝してくれたのです。

子どもからずっと恨めしそうな視線を向けられ、自分が悪いことをしているような気になっていた夫でしたが、この男性の一言でとてもスカッとしたそうです。

あわよくば空席を願ったのか、子どもを使って情に訴え席を譲ってもらうつもりだったのかもしれません。こちらは指定席の代金をしっかり払って席を予約しているのに全く有り得ない話です。

人が来るまでは座っておいても大丈夫、と思っていたのかもしれませんが、であれば人が来たら気持ちよく席を空けてほしかったですね。この男性のおかげで最後は肩身の狭い思いをせずに済みましたが、あつかましいにもほどがあります。

同時にこの男性のように間違っていることにしっかり意見できる人になりたいものだと感じた出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Kumi.M