迷惑客「私の席狭いから交換して！」【特急列車の指定席をクレクレ】された！ → 断ると激怒されて！？

ちょっと奮発して、特急列車のチケットを買ったAさん。快適に帰省するはずが、トラブルに巻き込まれてしまいました。今回は、私が知人Aさんから聞いた、特急電車でのトラブルエピソードを紹介します。

遠方の実家へ帰省

Aさんの実家は、自宅から鈍行電車で2時間半くらいの場所でした。特急を使わなくても何とか帰れる距離ではありますが、乗り換えも多く、キャリーケースなどを持っていると少し移動が大変です。

今回の帰省はキャリーケースがあったため、特急列車を利用することにしました。棚に上げるには大きい荷物だったこともあり、予約開始時刻を狙って足場が広く荷物を置いても良い席を予約。

ところが当日、乗車して着席すると、中年女性から声をかけられました。「あなた、私と席を替えてくれないかしら？」と提案されたのです。

「すみません。荷物を置きたくてこの席をわざわざ予約したんです。席替えは難しいです」とAさんはお断りをしました。

「そんなの知らないわよ！私の席、脚が伸ばしづらくて嫌なの！あなた私と違ってまだ若いのだから、ケチケチしないで席くらい代わりなさいよ！」と怒鳴りだしました。

でも席を渡してしまうと、Aさんも荷物を置くところがなくなってしまうのでどうしようと黙っていると、「いいからどきなさい！！」と言いながら中年女性が無理矢理Aさんを引っ張りどかそうとしたのです。

「やめてください」とAさんが訴えるも、中年女性はやめようとしません。

すると異変に気付いた車掌さんが、「お客様、どうなさいました？」と声をかけてくれたのです。

車掌さんに状況を説明すると「では、空いている席であれば変更可能なので別の席をご案内しますね」と中年女性を他の席へ案内してくれました。

中年女性は、他の席を案内してもらうも「あの席より狭い」「ここだと太陽が眩しい」など案内されるたびに席に文句をつけ、他の車両へと移っていったそうです。

わざわざ座れる席を選んで予約したのに、災難だったなと思いました。なんとか、最初に予約した席で実家に帰省できてよかったです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：夏野ゆきか