受験生のお子さんがいるママの皆さん。いよいよ勉強も佳境の時期になってきたのではないでしょうか。これまでの努力が報われるように子どもを見守っていきたいところですが、受験目前となると「頑張って」「まだできる!」と激励の声がけをしがちです。
でも子どものやる気や自信をつけるためには、子どもの頑張りを認めて、褒めてあげることが大切です。そこで今回は、イメージアップコンサルタントとしての筆者の立場から、受験前だからこそ気をつけたい子どもへの声かけポイントについてお伝えいたします。
激励ではなく、認めてあげる
受験目前となると「頑張って」などとつい激励の声がけをしがちですが、それが子どもにとってはプレッシャーになることもあるでしょう。子どもにとってみたら「こんなに頑張ったのに、まだ頑張るのか…」と気落ちさせてしまう要因にもなりかねません。試験目前の時期には、激励ではなく「たくさん勉強して偉かったね」と、これまでの頑張りを認める言葉や、「よく頑張っているね」とその頑張りを認めてあげる言葉を伝えることが大切です。
これまで受験やテストを乗り越えてきた学生にもインタビューをしてきたので、実際の声についてもお伝えしたいと思います。
・「きっとあなたなら大丈夫よ」と言われてうれしかった。
・勉強に関係のない他愛のない話をしてくれて、リラックスできた。
・勉強中、ふいにテキストをのぞいて「すごいね、その調子!」と言われてさらにやる気がでた。
このような実際の声からも、安心感を与えるような声かけが良いということが分かります。皆さんもぜひ激励ではなく、子どもを認める言葉を伝える、安心感を与えてあげるということを心がけてみてください。
語気は強めず、優しく包み込むように伝える
次に言い方ですが、子どものこれまでの頑張りを認める言葉を伝えられたとしても、語気が強かったらどうでしょうか。口には出さなくとも心の中で「頑張って」と思えば思うほど、口調が強くなったり、声が大きくなったりしてしまいます。
私も子どもを持つ親としてとてもよく分かります。実際、子どもがテストを控えていると、つい言葉が強くなっているような気もしますが、ここは我慢。やはり強い口調で言われても、それが子どもにとってはプレッシャーになったり、威圧感を与えることになってしまいます。
ポイントとしては大きな声を出さない、早口にならないということに気をつけると、優しい口調に聞こえるので、ぜひやってみてください。
行動で示すことも大切
最後に行動についてです。こちらも実際に受験勉強の経験のある学生に聞いた話ですが、「夜食をさりげなく用意してくれてうれしかった」「辛い時期でも笑って愚痴を聞いてくれて、お母さんは自分の味方なんだと感じられた」という声を聞きました。このように、行動も大切なポイントなのです。
特に思春期真っ盛りのお子さんがいる方は、なかなか言葉で伝えても伝わらないという苦悩を抱えているかもしれません。そんな時は無理に言葉で伝えようとせず、行動で「あなたの味方だよ」ということを示すことも大切です。
いかがでしたか。お子さんが受験を控えているという方。ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしていただけたら幸いです。