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<不思議な話>不倫夫と離婚調停が長引く中【実家の愛犬が他界】→ すると、不倫夫から"驚きの言葉"が!?

  • 2024.1.1
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ペットは、愛情をかけた分だけ私たちにも愛情を返してくれる、大切な家族の一員です。
今回は友人のユキ(仮名)から聞いた、ペットにまつわるちょっと不思議な話を紹介します。

画像: <不思議な話>不倫夫と離婚調停が長引く中【実家の愛犬が他界】→ すると、不倫夫から

一緒に成長した兄弟のような存在

以前、私の実家には「バニラ」という、よく吠える老齢のポメラニアンがいました。

子犬だったバニラが家族の一員になった時、私はまだ小学生。
一緒に遊んだり、寝たり、散歩に行ったり……私とバニラは成長を共にした、兄弟のような仲でした。

社会人になってから実家を離れたため、バニラとはたまにしか会えなくなりましたが、かけがえのない存在であることに変わりはありませんでした。

辛い時期と重なった愛犬との別れ

25歳の時、婚約者のトモキ(仮名)を連れて実家を訪れました。

初対面のトモキに向かって盛大に吠えるバニラでしたが、無事に結婚して、実家などで何回か顔を合わせるうちに、トモキを見ても吠えなくなっていきました。

トモキに抱っこされるバニラを見て、「バニラが私たちのことを認めてくれたんだ」と涙が出るほど嬉しく思ったものです。

しかし幸せは長くは続きませんでした。

結婚して3年後に、トモキの不倫が発覚したのです。
私たちの間には1歳に満たない子供がいましたが、状況的に修復は不可能で、離婚するしか選択肢はありませんでした。

私は子供を連れて実家に身を寄せることに。
トモキとは弁護士を通して、慰謝料や養育費についての話し合いが行われました。

金額が折り合わず話し合いが長引いたことに加えて、不倫相手からの嫌がらせなどもあり、私は精神的にまいってしまっていました。

そんな最悪な状況の中、心の支えだったバニラが亡くなってしまったのです……。

愛犬が不倫夫を叱ってくれた?

離婚に向けた手続きや育児でいっぱいいっぱいだった私は、年老いて寝たきりだったバニラの面倒をろくに見られなかったことを悔やみ、1週間くらい泣き続けました。

しかし、子供のためにも泣いてばかりいられないと、心の整理をして再び前に進む決意をしました。

すると不思議なことに、頑なだったトモキから請求どおりの金額を支払うと連絡があり、不倫相手からの嫌がらせもなくなり、そのまますんなりと離婚が成立したのです。

そしてその1年後、子供を面会させる際に、少しだけトモキと話をする機会がありました。

バニラが亡くなったことを話すと、ハッとして黙り込むトモキ。
「どうしたの?」と聞くと、トモキはポツリポツリと話し始めました。

「お前と慰謝料の額について揉めている頃、ある日突然、毎晩犬が吠えている声がするようになったんだ。近所に犬を飼っている人はいないのに……。

しかもそれがバニラの声に似ていたから、慰謝料をそっちの希望通りに払わないことに罪悪感を覚えて、減額交渉を取り下げたんだよね。」

ちなみに不倫相手とはその頃からうまくいかなくなり、離婚が成立するときには別れていたそうです。

その話を聞いて、私は涙が止まりませんでした。

結局、その声の主はわからなかったとのことですが、私はバニラが、私のためにトモキを怒ってくれたんだと信じています……。

最後に

お世話が大変に感じることもあるペットですが、愛情を与え続けることで、いつか思わぬところで、私たちを助けてくれるかもしれませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N

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