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「私ひとりで大丈夫!」ダメだから付き添っていると何度言えば伝わるの?<母の認知症介護日記>

  • 2024.1.1

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症が進んでいくにつれて、考えなくてはいけないことが増えました。それは「どこまで周りに話しておくか」ということ。普段から交流があり、今後ご迷惑をかける可能性がある人には伝えておかないといけないとは思いつつ、ウワサ話のように知らない間に広まってしまうのは避けたいところです。考えてばかりで、なかなか答えは見つかりません……。

あーちゃんには一緒に暮らす夫がいますが、頼みの綱であるはずの夫は威圧的な態度の持ち主。いつも自分のことしか考えていないため、投薬管理や病院の付き添いなどの協力も期待できません。なんとか姉妹で分担しながらあーちゃんを助けるつもりではいますが、それぞれの生活もあるので、そろそろ誰か他の人にも助けてもらわないと厳しそうで……。

何度も同じ話を聞かされるストレス

通院のたびに同じことを言う母のあーちゃん。

私も、いよいよプチ切れしてしまいました……。

付き添った病院では、「医師から褒められた=治療不要」という謎の解釈が発動して大慌て……。

子どもに言い聞かせるようにあーちゃんに伝える姿を見て、医師も思わず笑顔に。

怒られたくないからか、甘えん坊路線に変更を試みたあーちゃん……。

あぁ……。私はこの先、何度同じ話を聞くのだろう……。そしてまた通院の日がやってきます。

通院を忘れたら大変なので、前日に連絡しておきます。すると、メッセージを送ってすぐ電話が!

また、これ……。

病院に付き添うと、口癖のように「わざわざ来てくれなくても、私ひとりで大丈夫よ」と言うあーちゃん。病院の日を忘れていないか、前日に確認の電話をしても、そればっかり……。いいかげんうんざりしてしまい、もう言わないでとプチ切れしてしまいました。

あーちゃんは知りませんが、そもそも看護師さんからひとりでは無理だと言われたから付き添っているわけで、どんなにお願いされてもひとりでは病院に行かせられないのです。お願いモードでも、甘えモードでも、あーちゃんの言い方に関係なく結果は同じ。それなのに、何度も同じように言われてしまうと、苦痛で魂が抜けていくような感覚に襲われます。

私の場合、家が少し実家から遠く子どもも2人いるため、あーちゃんは負担をかけたくないと思って言ってくれているのかもしれませんが、通院の確認をするためのメッセージを送ると電話がかかってきて、1時間にも及ぶ「来ないで大丈夫」という説得に付き合うのが、正直一番のストレスです……。

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同居している夫がいるのに頼れないというのはつらいですよね。でも、訪問介護での投薬管理という新たな選択肢が出てきて、ワフウフさん姉妹の負担も少し軽くなるかもしれません。それぞれ自分たちの生活もあると思うので、プロのサポートもうまく活用できるといいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/介護カレンダー編集室

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