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【国立】中央線に乗って弾きに来て♪三角屋根の旧駅舎に響く「駅ピアノ」

  • 2023.12.31
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こんにちは。リビング多摩特派員のあかつきです。 慌ただしい年の瀬となりましたが、国立の駅前を通ると、美しい音色が聞こえてきます。 街でお馴染みの風景になりつつある、「駅ピアノ」をご紹介します。

赤い三角屋根の旧駅舎で、誰でも演奏OK

JR中央線国立駅の南口を降りると目の前にある、赤い三角屋根の「旧国立駅舎」。かつての木造駅舎を再建・復元した施設で、街のシンボルとして知られています。

出典:リビング多摩Web

この旧駅舎の中に、「プレイピアノ」が設置されています。

出典:リビング多摩Web

このピアノは、ドイツの歴史あるブランド「SCHIMMEL」のもので、2020年に地元ロータリークラブより寄贈されました。通常は正午から13時までと、夕方17時30分から18時30分まで、誰でも演奏ができます。

出典:リビング多摩Web

月1回の「プレイピアノデー」

12月10日(日)は月1回開催される、「プレイピアノデー」でした。 この日は演奏可能時間が、正午から18時30分までの6時間半に拡大されます。そして毎月異なる選曲のテーマが設定されるのですが、12月は季節にちなんで「冬(“Winter”)」です。

出典:リビング多摩Web

利用を希望する人は、1時間前からピアノ脇に設置される「演奏予約表」に書き込んで、順番を待ちます。演奏時間は1人1枠、15分です。

出典:リビング多摩Web

最初に現れたのは、小学1年生の女の子。隣の国分寺市からお母さんと一緒に、ピアノコンクール出場に備えた練習をしに来たそうです。「家のピアノと違って、少しこもった音かな」と話しつつも、課題曲の「アレグロ変ロ長調」などを見事に弾きこなしました!!

出典:リビング多摩Web

お昼時の旧駅舎にはどこからか人が集まってきていて、流れるような軽快な演奏に、終わると拍手が起きました。皆さんピアノの演奏を聴きながら、午後のひとときをゆったりと過ごしています。

出典:リビング多摩Web

次にピアノの前に座ったのは、シニアの男性。高校生まで続けたピアノを、40年ぶりに再開したとのこと。この日は時間があったので、中央線で八王子方面に行く途中で下車し、弾きに来たそうです。

出典:リビング多摩Web

普段は武蔵野市のピアノサークルで活動されているとのことで、なかなかの腕前です!ショパンの「雨だれ」や、スタンダードジャズの「テンダリー」を弾きこなし、冬空の澄んだ空気に柔らかい音色を響かせていました。

1月のテーマは”夢“

「プレイピアノデー」は新年1月20日(土)にも開催予定で、テーマは「夢”Dream“」です。初夢から連想したものでしょうか。明るい希望が広がる夢、それともはかない夢。どんな選曲の演奏が聞けるか楽しみですね。

出典:リビング多摩Web

関連ですが、国立駅前には他にも、西友隣の国立せきやビル1階にストリートピアノが設置されています。こちらは「YAMAHA」製で、とても華やかな響きのある音色です。 ギャラリーの前ではなく、1人又は仲間内で気持ちよく弾きたいなら、こちらもお薦めですね(時折、動画撮影をしている方も見かけます)。

出典:リビング多摩Web

国立には音大もあるので、レベルの高い演奏を聴けることもあるのが魅力です。また今回訪れてみて、演奏する人は国立だけでなく、意外と近隣の市の方も多いことがわかりました。

多摩地域にお住まいで腕に覚えのある皆さん、街角デビュー♪はいかがでしょうか。 (私もいずれは、と夢見て家に電子ピアノを購入し、練習に励んでいます)

新しい年も、街に平和で美しいメロディが響いていますように☆よいお年をお迎えください。

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