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新たな一年を迎える初詣♪あらためて知りたい参拝の作法

  • 2023.12.31

初詣は、日本の誰もが知る年の始まりの行事です。神社や寺院への参拝では、神様や仏様に失礼のないように振る舞いたいもの。ここでは、気持ちよく新しい年を迎えるための初詣について、神社での一般的な参拝作法を中心にご紹介します。

新たな一年を迎える初詣♪あらためて知りたい参拝の作法
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「初詣」は1月1日から遅くても1月中に詣でましょう

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ことりっぷ

初詣の期間は、お正月の元日の朝から1月3日まで、または門松などを飾る「松の内」と呼ばれる期間内(関東では1月7日まで、関西では1月15日まで)が一般的。ただし厳密な期限はありませんので、参拝の混雑を避けるなら1月中をめどにお参りしましょう。

そもそも神社とは、神様が存在する社殿を持ち、神道としての信仰や儀礼が行われる宗教施設のことをいいます。日本では古来より、自然の神、日本神話に出てくる神、仏教に関わる神、実在した人物など由来の異なるさまざまな存在が神道の神様として信仰されてきました。

神社への初詣とは、そういった神様にお会いしてそれまでの1年の無事を感謝し、新年もよい年になることをお願いするものです。それなら、年が明けてから早めに参拝したいですね。

初詣に行くなら、朝がおすすめです

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お参りに時間の決まりはないですが、清々しい気分になれる午前中のお参りがおすすめです。元旦の朝以降の初詣は夜を避け、夕方までに参拝を済ませるのがよいでしょう。

ただし神社では、1年の福を授けてくださる歳神様(としがみさま)をお迎えするために、大晦日の夕方から元旦の夜明け前ごろまで境内でかがり火が焚かれています。そのため、大晦日の深夜から年をまたいで新年の瞬間を神社で迎える2年参りや新年直後の深夜の参拝も可能です。

参詣の流れについて順を追ってみてみましょう

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年のはじめに気持ちよくお参りするために、参拝の流れをご紹介します。

神社や参道のはじまりに立つ鳥居は、そこから先の神様の領域への入口です。鳥居の前では一度立ち止まり、神様の通り道とされる中央を避けて脇から一礼してくぐりましょう。続く参道も真ん中を避けながら進みます。

1.準備として、ひしゃくに汲んだ水で手と口を清めましょう

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参道の途中にある手水舎(てみずや)では、神様に参拝する準備としてひしゃくに汲んだ水で手と口を清めます。

手水舎に手順が掲示されている場合は、それに従ってください。

こうして、神様にごあいさつする準備が整ったわけです。そのまま参道を進んで拝礼に向かいます。

2.拝殿から、二拝二拍手一拝で参拝を

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参道の終わりに拝殿と本殿があり、参拝は拝殿から行います。拝殿の背後にある本殿には神様が降臨する大切なご神体が安置されていて、一般の参拝者は近づけません。ご神体が岩や山の場合などは本殿がないこともあります。

拝礼の作法は、神社によって異なる場合などがありますが、ここでは一般的な方法をご紹介します。

これが二拝二拍手一拝という拝礼方法です。

落ち着いて心からの祈りを捧げられるなら、小さな手順の間違いを気にすることはありませんよ。

3.1年を託す縁起物を授かりましょう

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初詣では授与品を受ける参拝者で社務所もにぎわいます。お札や縁起物などの授与品は、1年の幸せを託す大切な品々です。

おみくじには、神様のお告げが書かれています。結果に一喜一憂するよりも、内容をじっくり読んで日々の過ごし方に生かしましょう。引いたあとのおみくじは、吉凶にかかわらず神社の所定の場所に結びつけるか、持ち帰っても構いません。

神社に奉納する木製の板に馬などが描かれたものを絵馬と呼びます。祈願や感謝のしるしとして生きた馬を奉納する代わりに、板に馬の絵を描いて納めたのがその起源。合格祈願など、どうしても達成したい目標があるなら、絵馬に書いて今年の初詣で奉納してみてはどうでしょう。

お札や縁起物などの有効期限は1年

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お札やお守りは、魔除けの一種。お札は、家や店舗内の各所に貼るか神棚に納めます。お守りは、いわば携帯用の小さなお札。御利益もデザインもさまざまで、複数持ち歩いても問題ありません。また、年末年始に神社で見かける縁起物には、福を掻き込むとされる熊手や魔除けの破魔矢(はまや)もあります。

合格祈願、安産祈願などのお守りは願い事が成就するまでが期限ですが、そのほかのお守り・お札・縁起物などの有効期限は1年です。願いを託してお世話になった古いものは捨てずにいただいた神社や近くの神社の納札所に納めましょう。

神社といえば参拝のしるしとしてのご朱印も気になりますよね。お正月期間限定の特別なご朱印を発行してくださる神社もありますから、初詣のよい参拝記念になりそうです。

神社によって得意なご利益の専門があります

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ところで、神社には祀られている神様や神社の由来によって種類があり、それぞれご利益の専門分野を持っていることを知っていますか。どんなお願いことを得意とする神社なのかは、神社の名前をヒントにしてわかる場合も。いくつかの例をご紹介します。

希望に沿ったご利益を得意とする神社ならお祈りの効果も期待できそうですよね。とはいえ、初詣で参拝する神社がお願いするご利益の専門でなくても、心配ご無用です。心を込めて祈願すれば、寛容な日本の神様はあなたの願いに耳を傾けてくださいますから。

寺院への初詣も基本は神社と同じ

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ここまで神社への初詣についてご紹介してきましたが、もちろんお正月には仏教寺院への初詣の機会もあることでしょう。その場合、手水舎での作法はほぼ神社と同じです。また、仏様への礼拝は、一礼をしてから手を打つ代わりに合掌をして祈ったあと、再度一礼しましょう。お香の香りに包まれた寺院での初詣も、神社とはひと味ちがう雰囲気があってとてもよいものです。

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いかがでしたか?
1年を気持ちよく始めるためにも、きほんの作法を少しだけ意識しながら、初詣にでかけてみませんか。

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