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簡単に暖房代を抑えられます! お部屋のプロが実践する「冬の節電術」

  • 2023.12.30
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寒さが厳しい時期にはどうしても暖房代が上がりやすくなりますが、できるだけ光熱費を抑えたいと思う方も多いでしょう。暖房を効率よく使い、お部屋全体を快適に暖かく過ごす4つの工夫と、整理収納アドバイザーである筆者が愛用しているおすすめのあったかアイテム3つをご紹介します。

暖房を効率よくする4つの工夫

資源エネルギー庁によると、エアコンを使用時に室内温度を22℃から20℃に下げた場合、約2.7%の節電効果があるとされています(※1)。寒い季節にエアコンなどの暖房器具の使用は必須ですが、なるべく暖房費を抑えたいと思うなら、やはりエアコンの設定温度を上げ過ぎないことが大切なポイントです。

暖房を上手に使うことで効率的に部屋を暖かく保ち、電気代を少しずつ安く抑えられます。寒さが厳しくてもお部屋で暖かく過ごすための4つの工夫をご紹介します。

(1)エアコンは自動運転にする

©のぞみ

電気代を節約しようとこまめに電源のオンオフをくり返すと、起動するたびに電気代が余計にかかってしまい、実は節電効果があまり高くないという説があります。そこで筆者宅では、ずっと部屋にいる場合や30分~1時間ほどの短時間の外出であれば、自動運転で温度調節を任せるようにしています。

(2)エアコンのフィルターを掃除する

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フィルターにほこりがたまると、エアコンの稼働効率が下がってしまいます。筆者宅では、2週間に一度は掃除機でほこりを吸い、汚れがひどい場合は中性洗剤でこすり洗いするようにしています。フィルター掃除をしっかり行うことで、暖房時に約0.8%(※1)の消費電力の削減になるとされていますよ。

(3)風向きは下向き、暖かい空気を循環させる

暖かい空気は部屋の上部に、冷たい空気は下部にたまりやすい性質があります。そのため、エアコンの風を下向きに設定して冷たい床から暖めていくことで、暖かい空気が効率よく部屋全体にいきわたりやすくなるのです。

エアコンを入れてもなんだか足元が寒いという場合は、サーキュレーターや空気清浄機を活用し部屋全体の空気を循環させ、室内の温度ムラをなくしましょう。ただし、サーキュレーターの風が直接人に当たる位置にあると体感温度が下がってしまうので、上手に風向きを調節してみてくださいね。

(4)加湿器をプラスして快適な体感温度にする

©のぞみ

エアコンを使うと、同時に肌や喉の乾燥も気になる方も多いはず。部屋の湿度が低いと体感温度が下がってしまうため、暖房の設定温度を上げて消費電力がアップしてしまうこともあります。加湿器を使用したり、室内にタオルを干したりして、適度な湿度をキープできるよう工夫してみてください。

2.暖房代を抑えるあったかアイテム

部屋全体を暖める暖房器具の使用をできるだけ減らし、身の回りをピンポイントで暖かくするアイテムの活用もおすすめです!

温かい厚手の靴下

冷たい空気は下の方にたまるため、常に足元が冷えやすいと感じる方も多いでしょう。「足首までしっかり覆う厚手の靴下」「ふわふわの素材で足をすっぽり包み込むルームシューズ」「保温効果の高いレッグウォーマー」などを活用して足元の冷えをしっかり対策すると、体感温度が上がりやすくなるはずです。

USB給電式のホットマット

©のぞみ

USBで給電できるホットマットもおすすめです。筆者宅で愛用しているのは40×45cmサイズのやわらかいマットで、軽くてコンパクト。電源を入れてから10秒ほどですぐに暖かくなります。モバイルバッテリーも使用可能なので、室内を移動したり外出先でも使えるのが便利です。

在宅ワークの際に使うと足全体が暖かくなり、とても気持ちがよいです。しかも、一日5時間使用しても一日あたりの電気代は約1.2円でした。家計に優しい点も素晴らしく、今年買ってよかったあったかアイテムで一番おすすめです。

充電式の湯たんぽ

©のぞみ

就寝時の冷え対策として、筆者宅では布団の中に電気湯たんぽを入れています。電気湯たんぽはお湯の入れ替えが不要で、充電してから15分ほどで暖かくなります。冷たい布団の中に入れておくと朝までずっと暖かく、寒い夜でもすんなり熟睡できるので毎年愛用中です。

まとめ

冬の暖房代はとても高くなりがちですが、暖房の使用を極端に控えると風邪をひきやすくなったり、健康面にも影響が出てしまうかもしれません。エアコンと加湿器を上手に活用して体感温度を上げたり、重ね着や温かいアイテムを身につけて身体を冷やさないようにして、無駄に暖房代を使わない工夫を試してみましょう。長い冬を快適に過ごせるよう、ご参考にしてみてください。
【参照】
※1 資源エネルギー庁. 冬季の省エネ・節電メニュー

筆者情報

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani

文/のぞみ

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