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元旦は先祖に近況報告しろ!?【義実家の謎ルール】にウンザリ。 → "思わぬ人物"が一刀両断──!?

  • 2023.12.30
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どの家庭にも、多かれ少なかれその家庭だけの風習があるものですよね。しかし、新しく加わったメンバーにとってはそんな風習が異様に思えることもあります。今回は義実家の風習に違和感を感じ続けてきた友人から、ユニークなエピソードを聞いたのでご紹介します。

画像: ftnews.jp

義実家には謎の風習がたくさん!

A子は結婚して3年たちますが、いまだに義実家で過ごす年末年始が苦手です。
ただでさえ夫の実家というのは妻にとって息が詰まるものですが、A子の夫の実家では、年末年始に謎の風習がたくさんあるのです。

たとえば、元旦には全員で仏間に集まり、先祖代々の遺影に向かって「〇〇さんの妻のA子です! 最近は趣味でランニングを始めました! 今年も宜しくお願い致します!」と大声で自己紹介と近況報告をしなければならないという風習。

新年最初に飲むお茶はなぜか1杯の湯呑みをみんなで回し飲みして家族の結束を固める風習……などなど。全て日本古来の風習とは全く関係がなく、義実家が生み出した独自のしきたりなんだとか。

都会育ちで親戚との関係も薄いA子にとって、義実家のそんな風習は戸惑うものばかりでした。

新メンバーが加入することに

ある年、そんな義実家に新メンバーが加入することに!
義弟が婚約者を連れて帰省したのです。

A子の夫と義弟は年が離れていて、義弟はまだ20代半ば。
婚約者はその義弟よりもさらに年下の21歳で、A子たちとは一回り以上離れていました。

A子は内心「そんな若い女の子、きっと義実家の謎の風習に戸惑うんじゃないかな」と心配していたのですが……

さすが現代っ子、容赦なし!

義弟が連れてきた婚約者の女性は、超現代っ子!
効率の悪いことや疑問に感じたことはすぐに口に出さないと気が済まないようで、義実家の風習に容赦なくツッコミを入れてきたのです!

遺影への自己紹介は「なんで写真に向かってそんなことするんですか? 面白いけど意味わかんないです」とバッサリ。

お茶の回し飲みは「え、めっちゃ汚くないですか?」と冷静にツッコミ。
姑が「でもこれが我が家の昔からのしきたりだから……」と言うと、「でも、今もしも誰かが病気だったらこの回し飲みで感染しますよね? 絶対やめたほうがいいですよ~!」とこれまたバッサリ。

義実家に新しい風が

そんな彼女の様子に姑も舅も唖然。

しかし本人に悪気はなく、無邪気に疑問をぶつけているだけで、言っていることも正論なので、誰も何も言い返せなかったそうです。現代っ子すべてがはっきりとした物言いをするわけではないと思いますが、思ったことをズバッと言ってくれて助かりました。

それからというもの、義実家の謎の風習は徐々に減っていきました。
今まで疑問に思わずに続けてきたことが、客観的に見ると変だということに、やっとみんなが気付き始めたのでしょう。

A子も内心ホッとして、義実家滞在の憂鬱さが少し軽減されたのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの

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