アンドレの新しいホテル、泊まるもよし、食べるもよし!

今からもう10年ぐらい前だろう。パリ9区の賑わいもないナヴァラン通りに、当時グラフィティ・アーティストとして知られていたアンドレが手がけたオテル・アムールがオープンした。 NYのカフェのような緑溢れる中庭つきのレストランが1階にあることもあり、すぐに人気スポットに。近所にローズベーカリーがあることも話題で、地味だった一角がボボ地区として発展した。さて、いまや有能な実業家という肩書きも持つようになったアンドレ。今度は東駅の近くに、オテル・グランタムール(グランドとアムールの2語をリエゾンし、グランタムールと読む)をオープンした。最近この辺りの開発が進んでいるとはいえ、フランスの東へ向かう列車の発着駅ゆえアルザル地方色は濃く、またインド人街もあり、とまだまだ「おしゃれ度」の低い庶民的な場所だ。これからの界隈の変身を見守ることにしよう。

左:ホテルの客室は小(135ユーロ〜)、中(170ユーロ〜)、大(230ユーロ〜)の他、写真のアパルトマン602号室(310ユーロ〜)の4タイプ。なお、12時から15時までのデイユースも可能(90ユーロ)。さすがアムール(ラヴ)ホテル! 右:ホテルのレセプションにて、アンドレ(右)。

アンドレのデッサンによるピエール・フレイ製カーペット。


ホテルはアムール(愛)にグラン(大)がついたように、客室の壁や廊下のカーペットなどのモチーフ、客室の壁を飾る写真など内装には、さらに愛が溢れている!! ホテル内の家具は蚤の市などで集められた1930〜50年代のアンティーク。部屋によるが、バスルームのタイルがアンドレが描いたモチーフだったり、ジャン・ミッシェル・フランクによるモチーフのリプロだったり......あちこちにアンドレの拘りが見え隠れしている。なおアメニティはエルメス、ルームキーおよびラゲージタグはモワナ製だ。

客室とバスルーム例。

宿泊客でなくても利用できる1階のレストラン・バーは、味と質にこだわった料理とデザートを提供している。マドレーヌやスコーンといった粉ものも、すべて自家製! サービスは都会生活者向けで、朝食(8時〜11時30分)、ランチ(12時〜19時)、ティータイム、アペリティフ、ディナー(19時〜24時30分)、食前酒......ここには、何度も行かないことには、その美味の魅力を味わいつくせない。思いのほか価格も良心的である。

左:ホテル1階のレストラン。気候の良い季節には中庭でも食事がとれる。 右:レストランのボーイたちのユニフォームはMaison Kitsuné, メニュー担当はオランピア・ル・タン。

ランチメニューにはサラダやハンバーガーもある。プラ・デュ・ジュール(左)が15ユーロ、メルルーサのロースト(中)19ユーロ、デザートの自家製マドレーヌとチョコレートソース(右)6ユーロ。朝食はアラカルトでも取れるし、ヴェジタリアン用(10ユーロ)、フランス式(12ユーロ)、英国式(14ユーロ)もある。

Hotel Grand Amour
18, rue de la Fidélité
75010 Paris
www.hotelamourparis.fr

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提供元: madame FIGARO.jpの記事一覧はこちら
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