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新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ

  • 2023.12.29

あと2日後に迫った2024年の干支は「辰」。よき年を願って「龍」にゆかりの深いスポットへおでかけしてみるのはいかがでしょうか。箱根で古くから「九頭龍さま」と親しまれてきた九頭龍神社は、箱根・芦ノ湖の守護神・九頭龍大神を祀る古社。商売繁盛・金運守護・心願成就・良縁成就などのご利益でも知られていますよ。箱根神社とあわせて参拝を。

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ

まずは元箱根の「箱根神社」を目指しましょう

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
関東総鎮守・箱根神社。御社殿は鮮やかな装飾が施された権現造り

箱根湯本駅からバスで約30分。芦ノ湖畔きってのにぎわいを見せる元箱根に、箱根を代表するパワースポット・箱根神社があります。こちらの境内に建立されているのが九頭龍神社です。実は九頭龍神社は箱根の2か所に祀られていて、箱根神社の境内にあるのは新宮。本宮は同じ芦ノ湖畔でも少し離れた場所にあるため、まずは箱根神社と九頭龍神社 新宮からお参りしてみましょう。

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
正参道の芦ノ湖側に建つ平和の鳥居。季節や時間によって表情を変える

古代から山岳信仰の修行の地として知られた箱根。奈良時代に創建された箱根神社は、運開きの神さまとしても知られる古社。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の御三神を総称して箱根大神(はこねのおおかみ)として祀っています。杉など見上げるほどの大木が連なる境内は、凛とした山の空気が漂う場所。きらきらと輝く湖面に映える平和の鳥居なども、神秘的な雰囲気を感じさせます。

「九頭龍神社 新宮」と「龍神水」

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
九頭龍神社 新宮

箱根神社の御社殿横に建つのが、九頭龍神社 新宮です。古い伝説によると、かつて芦ノ湖には毒龍がすんでいて人々を困らせていたのだそう。箱根神社を創建した万巻上人が箱根大神の神力を授かってこれを鎮め、芦ノ湖の守護神・九頭龍大神として祀ったのが九頭龍神社の由来。開運や金運、商売繁盛などのほか、縁結びの神様としても広く知られています。美しい朱塗りの拝殿では、天井の荘厳な龍神画も見もの。力強いパワーを感じながら参拝を。

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
九頭龍神社 新宮前の「龍神水」

拝殿前には9つの龍ノ口が並び、ご神水が流れています。こちらは箱根神社境内から湧き出る水で、「龍神水」と呼ばれ尊ばれているもの。参拝前に手を清めるほか、飲むこともできます。また、自宅の神棚などに供えると住まいを清め龍神さまの力をいただけると、持ち帰る人も多いそう。

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
左から時計回りに「龍神水」ボトル、御神印とお守り、絵馬

九頭龍神社のお守りや御神印(御朱印)、絵馬、おみくじなどは、すべて箱根神社境内のお札所で授与しています。「龍神水」を持ち帰るためのボトル(100円)もあるのでチェックしてみましょう。お札所は箱根神社の御社殿前と、正参道の第四鳥居横の2か所にあります。龍神水ボトルは御社殿前のお札所、御神印の受け付けは第四鳥居横のお札所となっています。

ご神水でつきたて「権現からめもち」でひとやすみ

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
もち米100%の権現からめもち「5色もち」800円

箱根神社の駐車場にはお休み処「権現からめもち」があります。こちらでは、契約農家から取り寄せるもち米を箱根神社のご神水で炊き、毎朝3時からつきあげる「権現からめもち」が名物。あんこ・きなこ・ごま・のり・おろしの5種類があり、つきたてでやわらかな口あたりの素朴なお餅でほっとくつろげますよ。

芦ノ湖畔をてくてく、車では行けない「九頭龍神社 本宮」へ

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
箱根園から「箱根九頭龍の森」に向かう小径。龍をモチーフにした案内があちこちに

九頭龍神社 本宮は、芦ノ湖畔に広がる「箱根九頭龍の森」(入園料600円)という自然公園のなかにあります。バスの場合もマイカーの場合も、車で行けるのは途中の箱根園まで。その先は車が入れない道になり、徒歩での参拝になります。箱根神社から足を伸ばす場合、箱根園まではバスで13分ほど。その先は徒歩30分ほどの道のりです。バスを使わず、全行程を歩く場合は1時間を目安にしましょう。

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
木立に囲まれて建つ九頭龍神社 本宮

本殿があるのは、芦ノ湖畔の九頭龍大神誕生伝説が息づく聖地。周囲には手つかずの深い森がただただ静かに広がっています。木立のなかに建つ朱塗りの社、湖面に浮かぶ鳥居も神秘的な雰囲気で、龍神さまの存在をより身近に感じられるかもしれません。良縁成就などのほか、境内に祀られている弁財天さまに金運アップや商売繁盛などのご利益を願う人もいるそうですよ。

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
芦ノ湖に浮かぶ鳥居

なお、九頭龍神社 本宮の境内にはお札所がありません。九頭龍神社のお守りや絵馬などを求める場合は、九頭龍神社 新宮がある箱根神社のお札所を利用しましょう。また、本宮の周辺には飲食店や売店などもほぼないため、参拝の際はご注意を。

新年「辰」の年に箱根・芦ノ湖の龍神さまにお参り、「箱根神社」から「九頭龍神社」へ
箱根九頭龍の森のなかに建つ白龍神社

九頭龍神社 本宮のすぐ近くには、鳥居も拝殿も真っ白い「白龍神社」もあります。こちらは白龍大神を祀る小さな社。白龍とはかつて箱根権現で祀られていた「白和龍王」の略とのことで、こちらも芦ノ湖の龍神さまと伝えられています。芦ノ湖畔の龍神さまめぐりとして、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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