教科書をなくしたことは誰にもバレてはいけない！その理由は…｜ぼくの教科書がありません

この漫画は、愛すべき宇宙人(＠aisubekiutyu_jin)さんによる小学生の学校トラブルを描いたエッセー作品です。ある日突然、理科の教科書をなくしてしまったイチくん。必死に探したのですが、学校にも自宅にも教科書はありませんでした。母子家庭のため、お母さんに余計な心配をかけたくない彼は、教科書をなくしたことを隠し通す決断をします。『ぼくの教科書がありません』第4話をごらんください。

教科書のことが気がかりで、学校でもついボーッとしていたイチくん。そんな彼の様子を心配したクラスメートのシズちゃんが声をかけてくれました。しかし、友人のゴウくんとサンちゃんにからかわれてしまい、余計にきまずい雰囲気になってしまいます。

教科書を失って得たものとは？

主人公・イチくんは、学校の机に入れていた教科書が次々となくなることに困っていました。母親に心配をかけまいと黙っていたのですが…。絵の具セットと習字道具までなくなったことが決定打となり、担任や母親に打ち明けることに。その後、クラス全員で学校中を探しましたが、見つけることはできませんでした。

母親が新品を用意し、クラスメートもこのできごとを忘れかけていたころ、大掃除の日、上級生の女の子が「空き教室で見つけた」とイチくんがなくしたものを全て届けにやってきました。その子は同級生・シズちゃんのお姉ちゃん。シズちゃんとはかつて、バレンタインにちょっとしたいざこざを起こしてしまっていました。

イチくんは自身の行動からトラブルが起きてしまったのではないかと反省します。一方、このトラブルを通じて友人や母の気遣いにも気づくことができました。『ぼくの教科書がありません』は小学生の素直な思いを感じられるエッセー作品です。

著者：kotti_0901