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義家族「病人のフリしないでね」大病で療養中の嫁に【年末大掃除の招集】が! → それを聞いた夫は──!?

  • 2023.12.29
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大きな病気を患ったとき、自分の身体が思うように動かないもどかしさを感じることがあります。寝付いたままの病人ではなくても、今まで通りに動けないことは周囲にも理解してほしいもの……これは筆者が実際に経験した、非常識な義実家とのエピソードです。

画像: 義家族「病人のフリしないでね」大病で療養中の嫁に【年末大掃除の招集】が! → それを聞いた夫は──!?

思わぬ大病

私はある年の夏頃に異変を感じ、受診したところ乳がんであることがわかりました。全摘手術を行い、抗がん剤・放射線と身体的にも精神的にもキツい治療を受けることに……。今まで元気が取り柄だった私にとって、自分の身体が思うように動かないジレンマを抱えたまま年末を迎えようとしていました。

抗がん剤や放射線の副作用は思っていたよりもひどく、夫や子ども達も「今年のお正月は家でのんびりしよう!」と話してくれました。恒例の大掃除やおせちづくりができないことを申し訳なく思いながら、お言葉に甘えようと思っていたのです。

姑と義姉からの招集

12月に入った頃、急に姑と義姉から連絡が入りました。年末年始の帰省を早めて、義実家の大掃除を手伝えという内容でした。

義実族にも私の入院や手術、治療のことは報告してあります。お見舞いにこそ来てくれませんでしたが、かえ「って気を遣わずに済むので、特に気にはしていませんでした。しかし、さすがに大掃除は無理だと体調不良を理由に断ると、驚くようなセリフを言われたのです。

「病人のフリしないでね。忙しいのはみんな同じなんだから!」

夫が激怒!

私はショックを受けながらも、どうしても動けないことをお詫びして電話を切りました。夫が帰宅したときにそのことを報告すると、夫は私の分まで怒ってくれたのです。

夫はすぐに義実家へ連絡を入れてくれました。

「どれだけ具合が悪いのかわからないのか?」
「病人に対して病人のフリって言うなんて、人間としてどうかと思う。俺はそんな非常識なろくでなしとは付き合いたくない!」

焦った姑と義姉

夫は普段とても穏やかな人で、あまり感情を爆発させることはありません。家族のことも大切にしていて、誕生日・母の日・父の日などのイベント時には必ず食事をごちそうしたり、お正月にはお年玉をあげたりするような人だったのです。

夫の剣幕に驚いた姑と義姉は、その後何度も連絡をしてきました。しかし夫は「お見舞いにも来ない。きちんと報告しているのに、挙句の果てに‟病人のフリ”なんていうセリフは絶対に許せない!」と怒り心頭。「お前ももう付き合わなくていい。俺も縁を切る。」と決心したかのように言ってのけたのです。

非常識な義家族との絶縁

姑と義姉はもともと私のことが気に入らなかったのでしょう……子ども達から『おじいちゃん』『おばあちゃん』を奪ってしまうことには気が引けましたが、「いない方がいい奴らもいる」という夫の言葉を信じて、今は絶縁しています。

姑や義姉は夫のことをとても可愛がっていたので、きっと寂しい思いをしているに違いありません。
しかし覆水盆に返らず……自分たちのしたことが原因になっていることに気付いてくれると良いなぁと思っています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K

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