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150日後に仕上がるとまる Vol.6|危険かも!?流行〇〇ダイエット

  • 2023.12.29


このウィークリーコラムでは次の大会を迎える150日後まで肉体改造に取り組み、効果があった取り組み・なかった取り組みなどを紹介しています。

150日後のボディメイク大会再戦を胸に綴っているコラムも早6本目、残り115日でキレッキレボディになる予定のとまるです。

普段は会社員をしておりますが、社内でも身体づくりをしている事は結構知られており、いじられたり相談されたりという日常を送っております。


先日痩せる宣言をしていた社内知人から「16時間断食は効くね、あっという間に6キロ落ちたよ」と嬉し気に声をかけられました。
その際「へー…そうなんですね」とトンデモ塩対応をしてしまい、何度か思い出しては申し訳なくなっております。

実は……
ダイエット系の話を振られるたび、正解がわからず返答しそこねています…。

私は医学/栄養学の専門家ではありませんが、数多の「〇〇ダイエット」に翻弄され、その後人体実験ばりに数値での食事管理もし、結論「バランスよく食べる」・「食べ過ぎない」の2点を守るという非常にシンプルな食事管理に辿り着きました。

それ故に「糖質制限」「ファスティング」といった有名ダイエットメソッドみたいなものがちょっと苦手。
でも努力して効果が出ているところに水をさされるのって最悪だよなあと思うと、ダイエットトークができなくなってしまいます。

今回は内心に閉じ込めてきた、「そのダイエット大丈夫そ?」を綴ってみようと思います。

衝撃の糖質制限否定


まず明記しておきたいのが、私「糖質制限」も「ファスティング」もやっていました。
それはもう様々なダイエットメソッドに手を出し、体重を落とし、そしてリバウンドを繰り返してきました。

食事制限→目標体重達成→制限を解除→元の食生活に戻る→元の体系に戻る
リバウンドして当たり前ですよね。

でもね制限=無理なので、無理したらガタはきます。
無理してリバウンドしての繰り返しなんて、人生ハードモードすぎますよね。すぎましたよ。
という事で、目指すべきダイエットは「体重が減る事」ではなく「改善し続けられる事」!

なんて偉そうに語っていますが、私の目から鱗が落ちたのは2年前。
はじめてのパーソナルジム。

初回レッスンで食事で気を付けている事を尋ねられました。
そこで私めちゃくちゃ得意げに「糖質なんかは控えてますね」と。

そしたらバッサリ斬られました。
「糖質制限だめです」


え…??????
もはや糖質制限商品を置いていない小売店なんか存在しない、「国民的ダイエット」と呼んでも差し支えないあの糖質制限が…だめ…!???
と当時はドえらい衝撃をうけたものです。

糖とは欠かせない動力


結論、糖がないとエネルギー不足となり、健康で元気な生活が送れないから、糖は摂らなきゃダメなのです。

人は頭を働かすにも、筋肉を動かすにも糖を使っています。
この際使う糖がなければ筋肉のたんぱく質を分解してエネルギーに変換します。

蛋白異化作用(たんぱくいかさよう)、カタボリックなどと呼ばれ、空腹時の運動など、筋肉がなくなってしまう事を危惧するトレーニーの鳴き声は「カタボるカタボる」だと相場が決まっています。

筋肉量はカロリーの消費、つまり代謝の良し悪しを左右します。

つまり…
糖をきちんと摂らないと筋肉を失い、代謝が下がって太りやすくなる、という事です。

猫も杓子も「ロカボ」なワケ


そうは言っても糖質制限ってもはや常識みたいなものじゃない。
これ、確かに必要な考えなのです。
ロカボ。

でもダイエットの手法としてではなく、偏食の防止なんですね。
だって日常、丼もの、そばうどん、パスタ、ラーメン。
どうしたって糖質でお腹いっぱいにしがち。


一般的な食生活をしていると、どうしても糖質が多くたんぱく質が足りない食事内容になってしまいます。
とはいえ年々「低糖質」「高たんぱく」を謳った商品が店頭に増えていってますよね。

「かつ丼」レベルな「高たんぱく」商品の罠


健康を意識させてくれる商品が増えるのは凄くいい事だと思います。
でも結構ムリヤリな「低糖質」「高たんぱく」も見かけます。

最近だとお肉総菜に「糖質0」の表記とか。
「そりゃそうだろう」ってなりますよね。

先日ボディメイクの仲間内で盛り上がったのが
「あるトレーナーさんがプロテインバーの写真に”栄養成分かつ丼”って書いてストーリー投稿してた」
という話。


そうなんです。
様々なプロテインバーがある中で、プロテインバー自体の是非を問うものではありません。
でも私自身「たんぱく質が入ってるから身体に良い」という勘違いに繋がっているのを目にした事があるので、言いたい。

…プロテインバーの多くはあくまでタンパク質多めのお菓子です!!
パサパサの固形にならないよう、脂質なんかもしっかり含まれます。
当然ながらパウダータイプのプロテインと同量のタンパク質を摂ろうとした際、倍程度はカロリーを摂る形となります。

でもお菓子食べるのって全然ありだし、必要なのはお菓子食べてる認識なんですよね。
「高たんぱくだから0キロカロリー」はNG、プロテインバーはご褒美に昇格しましょう!

プチ断食やファスティングってどう?


糖質制限はエネルギー不足、ひいては筋肉の減少を促してしまう、といった話をしてきましたが、もう一つ気を付けたいのが「ファスティング」。

私も1週間酵素ドリンク生活、してました。
2日目のコーヒー飲みたさ(カフェインNG)で爆ぜるかと思いました。

この断食ですが、当然糖が足りてないので体重は下がりますが筋肉量も思いっきり下がります。

また食事と食事の時間を空ける事で、血糖値の上下幅も広くなります。
血糖値を下げるインスリンには脂肪細胞へ中性脂肪を溜め込む働きがあるため、更に太る原因となる可能性も…!

間違いだらけの日々に反省


結局気づいたのは、自分がしてきた色々な努力が自分を太りやすくしていたという事。

中々ダイエットの正解みたいな情報にたどり着けないと思ってたのですが、実は答えは周知の事実。
「カロリーオーバーしなきゃ太らない」

すっごいシンプルで、やっぱり難しいんですけどね。

ひとたび真面目に栄養成分表とにらめっこしながら食事メニューを作ってみたら、ちょっとだけダイエットが楽になりました。
今後は1ミリでも誰かの役に立つよう願いつつ、実践編にも触れていこうと思います!

著者のプロフィール


とまる ゆき(本名:渡丸 優生)


1990年生まれ。東京都出身。 美術大学卒業後、ゲーム分野のクリエイターとして活動。 2016年より不動産販売会社にて事務職に就いたはずが、新規事業立上の担当となりデザインから運営までを行うようになる。 2022年に現在の収益不動産事業会社に転職。 2023年4月に人生で初めて出場したベストボディ・ジャパン千葉県大会にて5位入賞する。

この記事を書いた人


Cinderella Fit 編集部

「美容従事者すべてにリスペクトを」頑張る女性にスポットを当て、人と人を繋いで行きます。

美容メディア CINDERELLA FIT
運営会社 Beauty&Technologies

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