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税込み1,000円以下! スタイリッシュなお正月の玄関飾り プチプラ花コーデVol.128

  • 2023.12.29

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。

お正月に活躍の予感! おしゃれな和風の布テープ

毎年お正月前には、歳神さまをお迎えするための玄関飾りを作っています。

先日花屋さんで松を見つけたので購入。玄関飾り作りに取り掛かることにしました。今年はどんなデザインで、どんな色を使って…と、考える時間も楽しいです。

今年は100均で見つけた、プリント布テープを活用します。

プリント布テープ

このプリント布テープは柄違いで何種類か売られていて、今回私が使いたいと思ったのはブルーのベースに赤と白の梅のような花柄。色合いが、とってもおしゃれで私好みです。

そして、和風でおしゃれな布のシールが100均にあるなんてびっくりです。シール状なので使い勝手もよさそう。

今年一年、穏やかに過ごせたことに感謝しながら、また来年、私自身も周りの人たちも心身ともに健康でありますようにと願いを込めて作っていきます。

年神さまの目印になる、玄関飾りの材料たち

今回玄関飾りを作るために、用意した材料はこちらです。

お正月のプチプラ玄関飾り

先に紹介したプリント布テープに、ペーパークラフトバンドキット。それから、地巻きワイヤー(針金)。金色の松ぼっくりは、昨年ダイソーで買ったものの残りです。昨年の松ぼっくりはどこも傷んでいなくて、また今年も使えるのは嬉しいですね。

近所のダイソーでは、これより少し小さいサイズの金や銀の松ぼっくりが売られていました。金色を入れることで華やかさが出そうです。

生の松や野バラの実は花屋さんで買いました。松は歳神さまを迎えるための目印。我が家の玄関にちょうどいいサイズを、1本150円と嬉しい価格で見つけました。

ペーパークラフトバンドは、プリント布テープに描かれている赤い花とリンクさせたいと思っての購入。

ペーパークラフトバンド

結構固さがあるので、お正月飾りに使ったとき、形が自在にできるところが魅力です。

玄関飾りの準備と、ベース作りのプロセスを紹介

お正月飾りのための、ベース作りをしていきます。

①松ぼっくりにワイヤーをつけます。地巻きワイヤーを1本取り出し、松ぼっくりのかさの部分に引っ掛けます。

お正月のプチプラ玄関飾り

地巻きワイヤーとは、ワイヤー(針金)にクラフトテープが巻かれているものをいいます。ワイヤーは番号で表示されていて、数字が大きいほど細くなり、数字が小さいほど太くなります。

今回は26番の地巻きワイヤーです。この松ぼっくりには、26番や24番くらいのワイヤーがちょうどよさそうでした。

お正月のプチプラ玄関飾り

②引っ掛けて半周くらいしたら、ぐっと上のほうに持ち上げて、ワイヤーをネジネジとねじります。

お正月のプチプラ玄関飾り

根元を少しねじったら、そのままの状態にしておきます。

③お正月飾りの土台になる部分を作ります。

松を2本用意し、野バラの実、それから地巻きワイヤーを付けた金の松ぼっくりをまとめてバランスを見ます。

お正月のプチプラ玄関飾り

2本の松は、長さを変えておきました。

④地巻きワイヤーを1本取り出し、これらの花材、全部をまとめていきます。

お正月のプチプラ玄関飾り

隙間が出ないように、3~4周したらワイヤー同士をしっかりとねじります。余分なワイヤーはカットしておきましょう。

ワイヤーでまとめるのが難しいと感じたら、輪ゴムでまとめてもOK!

お正月のプチプラ玄関飾り

これでベースになる部分が完成しました。次に、装飾していきます。

布テープを活用して、シンプルなお飾りの完成

束ねた松や赤い実に装飾していきます。

プリント布テープを用意し、適当な長さでカットしました。

お正月のプチプラ玄関飾り

今回は22~23cmほどでカットしています。

このプリント布テープは、後ろに目盛りがついているので、カットするときにとても便利。

お正月のプチプラ玄関飾り

用意したプリント布テープの、両端のシール部分を活用します。

お正月のプチプラ玄関飾り

後ろの紙を、左右の端からそれぞれ2cmほどはがします。

プリント布テープを、束ねたお正月飾りの枝部分に巻いていきます。

お正月のプチプラ玄関飾り

斜めに当てて、そのまま下のほうにずらして枝部分をクルクルとカバーしていきます。

お正月のプチプラ玄関飾り

最初と最後は、剥がしておいた粘着部分がピタッと留めてくれます。

ここで、ワンポイントアドバイス!

プリント布テープは、後ろの紙を全部剥がして粘着部分だけにして巻くと、結構ヨレて、美しく巻けません。

お正月のプチプラ玄関飾り

そのため、最初と最後の部分だけシール状にすることで、張りのあるままキレイに巻くことができます。

カバーした枝にフックを付けていきます。

お正月のプチプラ玄関飾り

地巻きワイヤーをUにしたあと、ねじって輪を作ります。輪の大きさは、玄関のフックの大きさに合わせます。

これを、布テープを巻いた枝にあてます。

お正月のプチプラ玄関飾り

輪の部分を残して、手で押さえながら残りの地巻きワイヤーを枝の周りに2~3周巻きつけます。

お正月のプチプラ玄関飾り

この時にできるだけ隙間ができないように、しっかりと巻きます。

巻き終わったら、最初に残した輪の部分と残りの地巻ワイヤーをねじって留めておきます。

お正月のプチプラ玄関飾り

これでフック部分が完成です。

残っているプリント布テープと、ペーパークラフトバンドを用意します。

お正月のプチプラ玄関飾り

ペーパークラフトバンドを使い、どんなふうに装飾するか考えます。

お正月のプチプラ玄関飾り

こんなふうにしようか、あんなふうにしようかと合わせていきます。

フラワーアレンジをしていると、こういう時間がいちばん悩ましくもあり楽しいときでもあります。

デザインを決めたら、地巻きワイヤーを使って布テープを固定します。

お正月のプチプラ玄関飾り

ワイヤーをねじるときは、ペンチがあるとしっかりと固定できて便利です。

残っているプリント布テープを2つにカットして輪を作り、地巻きワイヤーを使ってまとめました。

お正月のプチプラ玄関飾り

ワイヤーでまとめたら、これもお正月飾りに巻きつけていきます。

お正月のプチプラ玄関飾り

ペンチを使ってしっかりと、ワイヤーを固定。

見えているワイヤー部分を、残っているペーパークラフトバンドで巻いてカバーしていきます。

お正月のプチプラ玄関飾り

最後に、ペーパークラフトバンドで少し装飾をして完成。

お正月のプチプラ玄関飾り

シンプルでありながら、布テープとペーパークラフトバンドのおかげで、お正月らしい玄関飾りができました。歳神さまが無事に、我が家を見つけてくれますように。

スタイリッシュに仕上がるプラスアイテム

玄関に飾るのは大掃除が終わってから。それまでの間は室内に飾っておきたいと思います。

そこで、ダイソーで買った八角のランチョンマットを用意しました。

ランチョンマット

シルバーで37×37.5cmと、わりと大きめです。これをピンで壁に貼ります。

ランチョンマット

そこに、お正月飾りを飾って完成。

ランチお正月のプチプラ玄関飾りョンマット

結構スタイリッシュな雰囲気。お正月飾りが華やかになりました。

お正月飾りは、大掃除が終わったら28日までに飾ろうと思います。

今年もお正月飾りを作り終えると、お正月を迎える準備ができて少しほっとします。こうして何事もなく準備ができることが幸せだと年々感じるようになりました。来年も穏やかで、楽しい時間がたくさん過ごせるといいですね。

今年もプチプラ花コーデをご覧くださり、誠にありがとうございました。

新しい年も皆さまと周りの大切な方々のご多幸を、心よりお祈りしております。

どうぞ、よいお年をお迎えください。

今回の材料をご紹介

  • 松…150円×2本
  • 野バラの実…100円
  • プリント布テープ…100円*ダイソー
  • クラフトバンドキット…100円*ダイソー
  • 地巻きワイヤー…100円*セリア
  • 松ぼっくり(金)…100円*ダイソー
  • ランチョンマット…100円*ダイソー

合計900円(税抜)

ほかに、ハサミ、輪ゴム、ペンチを用意。

好相性! 手書きの文字を添えて迎えるお正月

白い紙を用意して、カリグラフィーで「Happy New Year」と書いてみました。

お正月飾り

それを、ランチョンマットの横に貼ります。

お正月のプチプラ玄関飾り

文字を入れるだけで、さらに華やかさが出て高見え効果がありますね! お正月なので習字で書いたりしてもよさそう。

フラワーアレンジに文字を添えると、アクセントになるのが私は好きでよく入れています。

使うのは小さなタグ。文字を書いたりスタンプを押したり…。材料は、100均で揃います。文字入りのデザインのタグも売られています。

私は好みのものを見つけたら買っておいて、その時々に合わせて楽しんでいます。花と文字はなかなか好相性です!

Credit
アレンジ作成・写真・文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。

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