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40歳を過ぎたら冬は【キレイな色】を着よう。加藤かすみが提案するベーシック+αの着こなしテク

  • 2023.12.28

「ベーシックな服を普通に着るのは、ちょっと飽きちゃったんです」、取材冒頭から爆弾発言をかましてくれたのは、洗練された大人の王道カジュアルが得意な加藤さん。ベーシックをただのシンプルで終わらせない、遊び心溢れた新しい加藤かすみワールドへようこそ
 
「秋冬を表現する色は、なぜかくすみがち。ボルドーもマスタードイエローも“色”としては好きだけど、年を重ねれば重ねるほど、顔がくすむような中途半端な色より、もっとキレイな発色をお願い!と思うように。この冬は、いいですね。力強い発色の可愛い服がたくさんある。そのパワーに背中を押されるような高揚感も◎」

KASUMI's INSPO

ロエベのコレクションで登場した1枚の赤いニットドレス。究極的にシンプルなデザインだから伝わる赤という色の強いパワー。頭の中のスイッチがパチンと切り替わった気がする印象的なルック。

「写真映えだけを考えたら、コートまで赤にしちゃうけど、リアルはやっぱりこのくらいが着やすいよね」そう言いながら加藤さんがサラリと組んだコーデは、さすが洗練カジュアル上手な仕上がり。ストリートな赤いフーディを、落ち着きあるグレーのロングコートとモードなサイハイブーツが引き締める。フーディ¥75,900(プロトタイプス)、コート¥228,800※参考価格(ワイ プロジェクト/共にザ・ウォール ショールーム)、サイハイブーツ¥180,400(ジミー チュウ)

この冬に多く見かけるこんなはっきりとした色合いのパープルも、赤や青に並んで大人に似合うボールドカラー。加藤さんのスタイリングポイントは、素材。どんなテクスチャーにのせるかで色は大きくムードを変えるから、同じパープルでも素材違いで重ねてみて。それだけでおしゃれ上級者に。ダウンジャケット¥151,800(ベーコン)、コート¥85,800(ティーコート/共にノウン)、デニムパンツ¥55,000※参考価格(ワイ プロジェクト/ザ・ウォール ショールーム)、シューズ¥143,000※参考価格(ボーイ/エム)

Profile
KASUMI KATO
洋品店を営んでいた祖母の影響を受け、スタイリストを志す。大人の女性を魅力的に見せるセンスと、シンプルななかに程よいトレンド感を取り入れる巧みなスタイリング力に定評あり。

photograph:MELON[TRON](model), SPOTLIGHT(runway) styling:KASUMI KATO hair & make-up:RIKA SAGAWA model:YOUN-A
otona MUSE 2024年1月号より

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