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姑「何よこれ! マズそう!!」目の前で"嫁の作ったお雑煮"を捨てる姑 → 絶句する嫁に、救世主が──!

  • 2023.12.28

地方によってお雑煮のお餅や味付けが違うことはご存知でしょうか? 関西や関東の違いだけではなく、近い県でも全く違うお雑煮を食べることがあります。今回はそんなお雑煮の味の違いでトラブルになった経験のある、Rさんに聞いたお話です。

画像: 姑「何よこれ! マズそう!!」目の前で

結婚して初めてのお正月

それはRさんが旦那さんと結婚してから初めてのお正月でした。

元日はいつも実家で過ごすという旦那さんと一緒に義実家を訪れ、元旦のご挨拶をしたRさん。

家族になってまだ日が浅いため、義両親との仲はまだ深まってはいませんでしたが、これを機会に親しくなりたいと思っていました。

元旦の挨拶を済ませると、年末から腰を痛めていたお義母さんの代わりに、Rさんにお雑煮を作って欲しいと頼まれました。
「わかりました! ちょっとお買い物行ってきますね」
Rさんはすぐに近くの元日から開いているスーパーに行って材料を購入し、義実家の台所でお雑煮作りにとりかかりました。

お雑煮の味は?

京都出身のRさんは、いつも実家で食べていたのと同じ、白味噌仕立てのお雑煮を作りました。
「Rさん、どう? できた?」
お義母さんが台所にやってきて、お鍋の中を覗き込みました。

「何これ?」
「え、お雑煮ですけど」
「こんなのお雑煮じゃないわよ! 白味噌のお雑煮なんて気持ち悪い!」
旦那さんの実家は東京なので、すまし汁に焼いたお餅のお雑煮が一般的なのだとお義母さんはため息をつきながら言いました。

「悪いけど、食べられないわ」
お義母さんは鍋を持ち、そのままシンクにお雑煮をぶちまけてしまいました。
「何も捨てなくても……」

食べ物を粗末にした罪

Rさんはショックのあまり、その場に立ちすくんでしまいました。

「いいにおいだなー、もうお雑煮できた? ビールのおかわりもちょうだい」
ふいにRさんの背後から、白味噌の甘い匂いにつられて旦那さんとお義父さんが台所にやってきました。
「おい、何やってんだよ母さん!」
「もったいないじゃないか、せっかく作ってくれたのに」
お義母さんがシンクにお雑煮をぶちまけているのを見て、旦那さんとお義父さんは大きな声をあげました。
「だって白味噌のお雑煮よ? 私、白味噌のお雑煮大嫌いなのよ!!」
「だからって捨てることないだろ!!!」

旦那さんとお義父さんはRさんに謝罪し、お義母さんをこってりとしぼったとのこと。お義母さんはちょっと嫁いびりをしたい気持ちがあったことも白状し、ますます叱られたそうです。

お雑煮の味がどうという問題ではなく、まずは食べ物を粗末にしてはいけませんよね。味を確認してから作ればよかったなとも思いましたが、捨てるのはさすがにやりすぎです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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