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結婚した妹がボロボロになって帰宅…「嫁は鍋にこびりついた米粒で十分だ!」→妹の家に潜入した結果…

  • 2023.12.28
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私の双子の妹は、半年前に結婚しました。幸せに暮らしてると思っていたものの、まさかの音信不通 に……。SNSの更新もなく、心配していました。

週末に妹の家を訪ねてみようと思っていたある日、インターホンが鳴り、玄関の向こうに妹が立っていました。半年ぶりに会う妹は、信じられないほどのやつれっぷり。妹は「助けて……」と小さな声でつぶやきました。

逃げてきた妹

どうやら妹は、夫や義両親からひどい扱いを受けていて、睡眠も食事もまともに取っていないようでした。義母からキツく監視されていて、連絡もできなかったそうですが、隙を見つけて必死で逃げてきたと言うのです。

妹は昔から遠慮がちな、とてもやさしい子でした。そのやさしさにつけ込んでつらい思いをさせているなんて、許せるわけありません。

居ても立っても居られなくなった私は、最近気分転換でつけているロングヘアのウィッグを被って妹になりすまし、妹の家に乗り込むことにしました。

毎日耐えていたなんて…

妹から渡されたカギで家に入ると、ドタドタと足音を立てながら義母が飛んできます。逃げ出した妹に激怒し「あんたが逃げ出したなんてお父さんが知ったら、私が叱られるのよ!」と責めます。もちろん入れ替わっていることには気づいていない様子です。

私は、義母に言われるがまま夕飯を作ってテーブルに並べましたが、茶碗を4つ並べたところで説教が始まります。「この家は3人家族だから、嫁は鍋にこびりついた米粒を取って食べれば十分!」と、あまりにひどい仕打ち! 話を聞いていると、義母も若いときそんな扱いを受けていたようで、嫁をこき使って当たり前だと考えていたのでした。

その後も、真っ暗な中での庭掃除やシワ1本でも作ったら許されないアイロンがけなど、座る隙など一瞬もありません。こんな生活に毎日耐えていたなんて、信じられません。

なりすまし作戦終了!

妹は半年耐え抜きましたが、私は3日で限界。なりすまし作戦を終えることにしました。私が自分のために朝食を作り、ゆっくりテレビを見ながら食べていたら、義母か驚いています。私はごく普通のことをしているだけ……。その上義母は、自分の分はどこだと騒いでいたので、私が食べきれなかった余りを譲ってあげました。

暇さえあれば私をけなす義父や夫には、言われたことをすべて言い返すべく、最上級のけなし言葉をお見舞いしてやりました。すると、みんなものすごい剣幕で怒っています。でも、妹の苦痛を考えたら、これくらいでは足りません。

私は、ウィッグを取って正体を明かし、この家で行われている悪事はすべて録音したと伝えました。嫁いびりの証拠はバッチリです。

すっかり元気になった妹

それからすぐに離婚が成立。晴れて妹は自由の身になりました。ガリガリに痩せていた体も数カ月でもとどおり、かわいい妹の笑顔が戻ってきて嬉しい限りです。

嫁は奴隷ではありません。もちろん、家族のお世話をするための家政婦でもないのです。古くはそんな時代もあったのかもしれませんが、時代は令和。男だから、女だから、と言う垣根は持たず、助け合って生きてきたいですね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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