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「わが子が嫌がっている…?」供養のために置いていたロウソクの火がフッと消えて

  • 2023.12.27

婚活サイトで出会った夫と交際0日で結婚を決めたアラフォー女子、ぷよ子さんのマンガを紹介します。ぷよ子さんは2022年5月に妊娠が判明。しかし9週目で稽留流産(けいりゅうりゅうざん)となり、摘出手術が必要と言われます。別の病院で再検診を受けるも結果は同じ。夫婦で泣きながらエコー写真をアルバムに貼って冥福を祈りました。数日後、摘出手術を受けたぷよ子さんは、他の赤ちゃんを見て大号泣。すると自分も流産経験があるという看護師さんが寄り添い、夫もぷよ子さんを気づかってくれました。その後もすぐには立ち直れなかったぷよ子さんでしたが、記事のコメント欄に「助けて」と書き込むと、多くの読者から温かい言葉が届きました。そのやさしさに救われて……。

妻の心身を第一に考えて我慢していたという夫のZ夫さんとも悲しみを共有し、慰め合うことができたぷよ子さん。手術後、彼がロウソクやお供え物を用意して供養場所を作ってくれました。母子手帳とエコー写真アルバムを並べて妊娠中のことを語り合ううちに、行き場のない怒りが込み上げてきます。心音を聞いたのに、なぜうちの子が? ぷよ子さんは泣きながら、「神様に会ったらぶん殴ってやる!」と理不尽な状況への怒りをぶちまけたのです。

納得なんてできない!

「どうしてわが子が?」という理不尽さはどうやっても納得できるものではありません。神様につかみかかってやる、あの子を返して! と本気で思いました。そして、文句を言ったらまた妊娠できるようお願いするんだ、とも。

怒りを爆発させた後は、大号泣です。夫と2人、声を挙げてわんわんと泣きました。心にたまった悲しみを洗い流すために……。妊娠中の思い出をいろいろ話しながら、ようやく明るい顔になった夫が、歌を歌うと言いだしました。楽しい雰囲気のほうが小豆(わが子)が帰って来たくなるから、と。

彼は実は超絶音痴。おまけに奇怪な踊りまで……。するとそのとたん、ロウソクの火がフッと消えたのです。何度つけても、夫が躍り出すと消えるロウソク。これは、小豆が嫌がっているに違いありません!

私たちは、ツッコミ合って笑うことができました。夫なりに、最後は楽しく供養を終わらせようとしてくれたのだと思います。

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夫との供養を通して、ほんの少しずつであっても、真っ暗闇から抜け出せたようなぷよ子さん。供養を楽しい雰囲気で締めくくろうと歌って踊るZ夫さんも、悲しみを何とか和らげて前向きになれていたのでは? 簡単に気持ちの整理がつくものではないけれど、次の妊娠を考えられるようになってよかったですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ぷよ子

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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